この学校の教師はレベルが高い【魔入間】【教師陣】

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そんな先生の一言にパッと顔を上げればいつもの優しいマルバス先生のお顔




『‥‥先生もう一回言って下さい』




マ「え〜

そんな何回も言ってあげないよ」




Aから離れガチャガチャと新作の器具を漁り出し
物凄く嬉しそうに
こっち来て！と言われればゆっくりと指定された場所に座り込む





マ「じゃーん！
これが新作！

いや〜でも新作って言ってるけど試作ですって渡されたんだよね

実は。

だから拷問って感じの強い電流は流れないと思うんだけど

‥‥いい？」





『ありがたいです』





即答

マルバス先生目的で流れて来たから気付かなかったけれども
実際拷問学の教室に入り器具を目の前にして思い知らされた

来 な け れ ば よ か っ た

ずっと冷や汗が止まらず、今は目の前のマルバス先生を見ても何も思わないまできている




『センセ

私お腹痛くなって来たかも

帰ろっかな』




目を泳がせ視点が合わないまま言えば、
心配そうに近付いてくるマルバス先生に少し嬉しくなり
つい、つい、笑顔になってしまった





マ「んー？
大丈夫そうだね！

じゃあ

初めよっか」





『〜！！』




このイケメンめ！！
違う！私のアホ！！何喜んだ顔してるのよ！

いや
あんな心配そうに駆け寄ってくるマルバス先生が悪い

もうそうしよう

‥‥諦めよう




ぐっと目を瞑れば
背中にピリッとした感覚




『‥‥』





マ「？
あれ？効いてる？」





『‥‥少し』




嘘だ
全く効いていない
でもここで、全然効いて無いです！
なんて言えば絶対に強くされるに違いない

ここは効いてる振りをした方が良いのでは無いか？

そんな事を必死に考えていればさっきよりもほんの少し強くなった電流が背中を流れる





『んっ、！』





マ「！

あ、ごめんね？！

強かった？！」




‥‥拷問を楽しむはずの先生が何故か焦ったように心配してくる
その姿が可愛かったのでつい大丈夫です！なんて言えば
あ、そう？とまたボタンを押し僅かに流れる電流




『！あっ、』




マ「ッ、！！」




ガチャンと手に持っていたボタンを落とすマルバス先生を不思議に思い見てみれば
しゃがみ込みうずくまる姿が




『え？

先生大丈夫ですか？！どうしたんです？！』




マ「〜、

ちょっとタンマ

そこ動かないでもらっても良い‥‥？」




顔を伏せたまま言うマルバス先生に不思議に思い
しばらく動けないでいた




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