婚約者から愛される方法【五条悟】

理由 ページ27

こうしなければいけない。
私の為にも。



貴方「私ね、五条になったの」




人前で泣いてはいけません。
弱みを見せてはいけません。




硝子「いつ息子できたわけ？
知らなかったー」



雪葉「ママ！」



硝子「いや、それ叔母さんな」



雪葉「ブーーー！！」



硝子「何この可愛い生物」



昔に戻るだけ。




硝子「五条は認めてないのに、
今度は何、どうしたの「キャハっ！」うご！！

激しいな…」




貴方「ユキくん、おいで？」




雪葉「ママ！！」




愛なんて…きりがない。



貴方「うご！！
ホントにユキくんは…勢いがいいなぁ」



硝子「愛してんならとことん愛しなさいよ」



貴方「悟くんはさ…優しいから
だから嫌いな私でも愛そうとしてくれて、

でも私に与えられるのは…虚しさだけ」



求めて、求めて。
もとめて…モトメテ。


求められるのは【栗宮神社神主、栗宮A】としての笑顔、包容力、神力…呪力。



貴方「これが求め続けてた女の末路だね〜」



硝子「本気で、その子育てるの？」



貴方「うん！
ユキくん可愛いし「私は反対」…なんで？」



硝子「あんたの姉さんはあんたに甘えすぎ。
無責任にも程があんのよ！！「硝子、落ち着いて」落ち着けないわよ！」




雪葉「ガオー！」





ユキくん、硝子の真似してるの？



硝子「んで、あんたはそれを受け入れすぎ」



貴方「だって」



私は悟くんを愛してるから。




貴方「愛してるから、幸せになってほしいのよ。
昔から見てる私からして、悟くんが誰かを愛する事はとても…とても大事な事。

何もつまらない、そういう瞳に光が差したの」




お姉ちゃんを見て、お姉ちゃんに恋して。




貴方「お姉ちゃんを…愛して、あの人は優しさを知った。
人を守る事を覚えた」





私といても彼は得るものがない。
それを間近で実感してた。

だから…




硝子「Aのバカ」




全部見てみぬふりしようとした。
もう傷つかないように。




硝子「あいつ…絶対殺る」



貴方「硝子ちゃーん」



それを繰り返して、なんの意味があるんだろ。
自分が壊れそうで…





雪葉「とーと！」




怖いよ。

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