婚約者から愛される方法【五条悟】

家族 ページ8

母「私は許してないわよ！！志乃！」




貴方「お母さん、落ち着いてください」




志乃「…ごめんなさい」




貴方「お姉ちゃんもお腹の子に障るから座ってください」




私はお姉ちゃんの手を握る。





貴方「お母さん、こうなったのは私のせいです。
お願いします、これ以上怒らないでくださいませ」




母「A…、貴方は昔から感情を徐にしないじゃない！」




貴方「申し訳ありません」




母「謝ってほしいわけじゃないのよ！」




わかってる。
感情を徐にすることで術にも身が入る。
それを昔から言われてた。




貴方「私はどこか、これを望んでいたのかもしれません。
悟くんとお姉ちゃんが結婚すればいいと」




仲いい二人を見て思ってた。
私は彼に愛されることは無い。
だから…




貴方「悟くんが選んだのは志乃姉さんです。
大好きな二人が幸せになれたら、私も幸せです」




志乃「A…っ」




貴方「泣かないで、お姉ちゃん」




私はお母さんの手を握る。



貴方「お母さん、許してくれますか？」




母「貴方が…心配だわ」




貴方「大丈夫ですよ、私は」




私が倒れたら、本当に不味いことになる。
だから血を吐いても、どんなに辛くても…頼らない。




志乃「ごめんなさい…っ美人に、負けた私のせいで！」




貴方「ククク！
もー平気だって…ね？」




志乃「Aっ…天使」




頼れるのはいつだって





母「はぁぁ…」






硝子だけ。

硝子side→←悟side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す