兄の ページ16
※以下、夢主の語りです
私の兄は、殺された
一忍びとしておかしくもなんともない。
でも、任務に基本つかないAの名を継ぐものとしてそれはおかしくあった。
実際のこととすれば、あの日兄は外に出ていた。
結界もあるし、大丈夫だろ、といって。
そして帰ってみれば、もうなかった。
記録が、すべて。
なぜなのか、そんなことしらない。
行先で、何かあったのだろう。
記録といっても、紙面の記録ではない。
Aの名を継ぐものの忍法での記録。
記録者としての、すべてを覚えておく技術。
そう、あの日兄は、記録者として、死んだのだ。
その後、病死した事実よりも、こわかった。
記録者内の記録を、奥書院と呼ぶ。
もし何かあったとき、紙面のものを消しても、大丈夫なためだ。
そして、幼い私は必死で奥書院を完成させた。
いまに至る。
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ヒョウヒ - ユタさん» ありがとうございます!連載頑張ります! (2016年3月31日 15時) (レス) id: 787bc9839c (このIDを非表示/違反報告)
ユタ - 続き楽しみです! (2016年3月30日 19時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サマリウム | 作成日時:2016年3月28日 23時