こんな日は。JUMP-Part2-

友達とケンカした日。02 ページ9

「侑李はお兄ちゃんと
ケンカとか、、
しないの？」

侑「うーん。

宏太は僕が何をやっても
許してくれるからね。」

「侑李がお兄ちゃんに怒ることは？」

侑「宏太は、優しいから
怒るようなことないなぁ、、」

「私にも怒ったことないもんなぁ。」

侑「ケンカしたの？」

「うん。

秘密主義って怒られちゃった。」

侑「、、、。」

きゅって侑李が腕に力を込めた。

「ん？」

侑「それって、

もしかして僕とのこと？」

やっぱり侑李は勘がいい。

「、、、。」

侑「やっぱり。

ごめんね、
僕がアイドルじゃなかったら。」

「アイドルじゃない侑李なんて
想像できないよ。

侑李はアイドルになるために、
生まれてきたもん。」

侑「天職ってやつ？」

「愛され体質。笑」

侑「Aもだよ。」

「へ？」

侑「愛され体質。

宏太も僕も、
Aのこと大好きだもん。

きっと、その子も、
Aが好きだから怒ったんだよ。」

「うん、
渚はいつも私のこと考えてくれて、
優しいんだー。」

侑「いいよ？話して。

Aの大事な人だもん、
大丈夫。」

私は首を横に振った。

侑李と付き合えた時に決めた。

侑李の彼女だってことは、
何があっても誰にも言わないって。

「大丈夫、
渚はきっとわかってくれるから。」

侑「そーだね。」

「侑李、、、ありがとう。」

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