わかって欲しい日。03 ページ20
伊「俺もーこれで終わり。
飲みに行かない？」
「え？私と伊野尾くんで？
あ、翔太呼ぶ？」
伊「いや、ふたりで。」
「えっと、、、大丈夫なの？」
伊「ぁあ、大丈夫。
隠れ家いっぱいあっから。」
「じゃあ、、、ちょっとだけ。」
お店に入って注文して、
しばらくすると伊野尾くんは、
じーっとこっちを見た。
伊「Aちゃんって、、、
蒼さんのこと、
本当は好きじゃないでしょ？」
「、、え？」
ギクリとした。
誰も気づかなかったことを、
言い当てられたから。
そう、わからないのだ。
好きって気持ちが、、、
蒼くんといるのは楽しかったし、
告白されて付き合ったけど、
付き合った後も、
やっぱりさっぱり好きがわからない。
会いたいなんて、
思わない自分が
なんだかとても薄情な
人間な気がして、合わせてた。
「わからないの、、、
好きってきもち。」
なぜこんなにバカ正直に話したのか、
今となってもナゾだけど、
伊野尾くんの
ふわふわとした雰囲気が
きっと私を無防備にした。
くふっと伊野尾くんは一瞬笑った。
伊「それさぁ、
わかんないんじゃなくて、、、
好きな人に出会ってないだけって
パターンもあるって知ってる？」
「そうなの？」
伊「それでね、
一緒にいたら、
Aちゃんは俺のこと
好きになるんじゃないかなって
思うんだぁ。」
「なにそれ？勝手。笑」
伊「だからさぁ、
もう少し、俺のこと知ってみない？」
「ぁはははっ。
凄いプレゼンだね。」
伊「だめ？」
「なんで今日、誘ってくれたの？」
伊「いろいろと吐き出したら、
楽になるんじゃないかなーって
思って。」
「なんで、、、そんな私のこと
わかるの、、、」
伊「なんでだろうね。
大学の時から、
なんか似てるなって思ってて、、
ちゃんと、喋ってみたかった。
で、喋ったら、
もっと喋ってたくなった。」
前歯を見せてへらりと笑う笑顔に、
胸の中にあった黒いものが、
浄化されていく気がする。
「本当に好きになっちゃっても、
いいの？」
伊「大歓迎〜」
私はそれから、
見事に伊野尾くんを好きになった。
バレンタインに告白したら、
「ほらね〜」って言って
とろけそうな笑顔をくれた。
そんな伊野尾くんが、
今は私の隣にいる。
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haru(プロフ) - 姫さん» ありがとうございます〜！既に、読んでくれてるなんて、望み通りです。笑 新作、明日には上げれる予定です〜もうしばしお待ちくださいね(^_-) (2017年3月5日 22時) (
レス) id: 740a57c0ee (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - お疲れさまでした〜、、、いや、、もう、、なんか、、すでに読み返してます（笑）本当に大好きで、更新が楽しみでした(^ ^) 新作お披露目、楽しみにしております(^^)/ (2017年3月5日 0時) (レス) id: 2c2323ddc3 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 彩ネコさん» お役に立ててよかったです(^^) (2017年1月27日 22時) (レス) id: 740a57c0ee (このIDを非表示/違反報告)
彩ネコ(プロフ) - いえいえ、むしろ私的には創作の参考になります (2017年1月26日 22時) (レス) id: bccb895132 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 彩ネコさん» コメントありがとうございます。ちょっとぶっ飛んでましたかね、、、。笑 (2017年1月26日 22時) (レス) id: 740a57c0ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru
| 作成日時：2016年12月26日 22時
