サイダー。kei.I《番外編》

番外編 恋と気づくまで。02 ページ18

高校３年生の、６月。

俺の誕生日の日だった。

？「付き合ってください！」

朝から３人目。

何で人の誕生日に
告白するんだろ。

３人目は、
隣のクラスの西森さん。

康介が入学当初、
かわいいって騒いでたなぁ。

確かにかわいい。

慧「ごめんなさい。」

西「やっぱり、

Aちゃんのことが好きなの？」

慧「へ？Aはただの幼なじみ。」

西「じゃあ、好きな子は？」

慧「いないよ？」

西「じゃあ、じゃあ、
お試しでもいいから、

ちょっとだけ付き合ってみてくれない？」

慧「そんなん、意味あんの？」

西「わかんない。

でも、簡単には諦めたくない。」

素直だな。


慧「何かある？

西森さんと付き合ったらいいこと。」

西「あるよ！！

うち、実家が和食割烹なの。

だからいつでも
美味しいごはんが食べれるよ！」

目をキラキラさせて、
そう言った。

慧「そういう、
ことじゃなかったんだけど。笑」

西「え、やだ、恥ずかしい、、、

なに、自慢してんだろうね、、

もう///。」

案外いい子かも。

慧「いいよ。」

西「へ？？」

慧「お試し。」

西「いいの？」

慧「やなの？笑」

西「やじゃない！！」

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