おはよう 松島くん！

その４ ページ14

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まさかのまさかの
あんだけ食べたパンケーキは
松島くんが全部お金を払ってくれて






『こういうのは男に出させとけばいーの』





なんてスマートにお会計済ませてしまった









今度はどこ行くのかな、なんて
口には出さないでいたら
沈黙が続いて少し気まずい。



パンケーキのお店の
来た道を戻ってるだけだから

デートももう終わりなのかなって
少しだけ寂しくなる。







そんなこと考えてたら
松島くんの手の甲が
私の手の甲と当たって、

それだけで体は熱を帯びる







しかもなんか、松島くん

....めっちゃいい匂いしてます

シャンプーかな、

香水とかじゃない自然についた匂いっていうか、






一人でそんなこと考えて恥ずかしがって
なんか私ばかみたいだ....(笑)



「、ひぇっ？！」






また手の甲がぶつかったと思ったら
松島くんから手を絡められる



『何その声〜(笑)』





ふふって笑うけど
そんなさりげなくかっこいいのずるいですよ
松島くん。



『今日のAは凄く照れ屋さんだね』







うわぁあああ



「そ、そうかな。」







そうかな、じゃないの！
だってそうさせてるの松島くんだよ！
本日二回目！松島くんが呼び捨てで呼んだ！
もうそのうち心臓止まって死んじゃうんじゃない？私！！大丈夫か！！









「ま、松島くんがそんなに」

「どきどきさせるのがいけないんだよ、」









ぼそぼそっと喋っても
松島くんにはそれが聞こえたようで









『....松島くんじゃなくて、聡って、』

『呼んで欲しいよ。』









『こんなので、どきどきしてたら』

『その次に進めないよ、Aちゃん』









「え？」









あれあれ？様子がおかしい
呼び捨てじゃなくなっちゃってる。









『呼び捨てで呼ぶの、めっちゃ恥ずかしいんだからね....！』









！！！！！！！









可愛すぎる....！




なんだなんだ！？
さっきまでと今のギャップは....！









「....！、そんな松島くんも好き！！」

「あっ、....聡....くん、」









そういえば繋いでない手で顔を隠す
聡、くん。









『ばか、ほんとばか、ずるすぎ。』

『そんな不意打ち、、ずるい』









「もしかして、照れてる....？」



『て、照れてるよっ、Aちゃんって』

『ほんとに小悪魔....！』




....小悪魔....？！





私の彼氏の新しい一面④

結構な照れ屋さんです

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