Story.01＿幼馴染（保護者） ページ22
��はぐが寝落ちした迎えに来てくれ��
そう連絡を受けた俺は財布と携帯だけを持ってLINEの送り主であるうらたさんの家に向かった。
うらた「おう、さすが早い到着で。」
天月「LINE貰ってすぐ家出たから……それで、Aは？まだ寝てます？」
うらた「ぐっすり」
うらたさんの後を追ってリビングへ向かうと、テーブルに伏せて気持ちよさそうに眠る幼馴染の姿がそこにはあった。
うらた「起こして問題なさげ？」
天月「……たぶん。」
Aは昔から寝ているところを無理矢理に起こしたりすると、タイミングによっては寝起きの機嫌が凄く悪い場合がある。ただ、俺はその見極めと扱いが上手いようで、今回みたいなことがあった場合には呼び出されることがたまにある。
天月「A、起きて。」
優しいリズムでトントンと肩を叩けば「…ん、」と小さな声が漏れてゆっくりと瞼が開いていく。
「……しょ、ちゃ……？」
天月「うん。迎えに来たよ、一緒に帰ろう？」
「………かえる、」
うらた「、おお〜。さすが幼馴染」
俺の差し出した両手を寝ぼけ眼で暫く見つめた後、素直に自分の両手を重ねた。そんなAを見たうらたさんが小さく拍手する。
天月「A、うらたさんに挨拶しなきゃ」
「……ごちそうさまでした……」
うらた「はい？笑」
天月「寝ぼけてるww」
うらた「wwwまあ、気をつけて帰れよな」
天月「ありがとう。お邪魔しましたー」
眠たげにフラフラしているAの手を引いて、うらたさん宅を出る。外に待たせていたタクシーに乗り込んでから暫くすると、肩に重みを感じた。
天月「…おやすみ。笑」
隣に目をやれば、俺の手を握ったまま規則正しい寝息を立てて眠るA。
家まではもう少し、俺も眠ろう。今なら幸せな夢が見れそうだから。
ピコン
うらたさんはぐカバン忘れてったぞ
うらたさん《はぐみの持っていた鞄の写真》
天月「…………マジか」
Aの、天月宅へのお泊まりが急遽決まった瞬間だった。
Story.01＿幼馴染(保護者)
おかえり on Twitter→←寝落ち on Twitter
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 331人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽるかどっと(プロフ) - 天花さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると頑張って作った甲斐あります！！！！ (2019年9月18日 19時) (
レス) id: 927052c14b (このIDを非表示/違反報告)
天花 - え、なにこれ。Twitterリアル過ぎwwwwww作者さんの努力がしみでるよ… (2019年9月18日 19時) (レス) id: f4baf2db87 (このIDを非表示/違反報告)
するめ - 絵がうめぇ。 (2019年9月7日 15時) (レス) id: 2860cdcdad (このIDを非表示/違反報告)
ぽるかどっと(プロフ) - えりさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けてとても嬉しいです！！ありがとうございます★ (2019年8月24日 18時) (レス) id: 927052c14b (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - すごく好きな作品です！これからも更新頑張ってください！ (2019年8月24日 18時) (レス) id: 47a3744589 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽるかどっと | 作成日時：2019年8月18日 18時
