アズールと同室の寮生の話。【ツイステ】 (ページ11)

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11、保健室ページ11

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ーーバン！！

「はぁはぁはぁアズっアズール！！」

私は勢いよく保健室の扉を開ける。

マストロラウンジに戻ると何人かの寮生がザワザワしてて、今アズールは保健室に運ばれた事も知らされた。

まさか、誰も寮長が、私のルームメイトがオーバーブロットするなんて思わないだろ？

「何ですか、騒がしいですね」

アズールは眉間にしわを寄せて私の方を向く。

近くにフロイドとジェイドもいて2人も私の方を振り返る。

「……なんだ、大丈夫そうじゃん」

私はホッとしてため息をつく。

「あなたは相変わらず失礼ですね。取引はどうなったんです？」

「7：3で成立したよ」

「そうですか」

いまだ一回も表情を変えないアズールだが、少し不機嫌に見えた。

それもそうだろう。

何やらこの事件、カントクセイとサバナクロー寮が関わっているとか。

「フロイド、僕たちはそろそろモストロラウンジへ戻りましょう。アズールの事ならAさんに任せれば良いですしね」

「わかったぁ」

かってに話を進めてそそくさと保健室を出て行くフロイドとジェイド。

ああやって冷たい態度をとっているが、心配でたまらなかっただろうな。

何せ私よりずっとアズールと一緒に居たのだから。

「アズール、体の調子は？」

「何です、心配してくれてるんですか？無駄な気遣いは無用ですよ」

「速くその痛々しい傷を治せって言ってんの。見てて不愉快」

何故最終的にこうなるんだか……