私を誘拐した意味あったか？【浦島坂田船】

誘拐の意味２３ ページ23

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「マジで取ってきやがった……」と呟いてるホクロを無視して、私はポテチを口に放り込んだ。



まふまふさんと狸は脱力した顔で、私のポテチを見つめた。


こ、これはあげないからねっ！
たくあん味は凄くレアなんだから←



「……中々面白い人ですね」



「アハハ、褒めてくれたんだと思っとく！」



乾いた笑いを漏らすと、まふまふさんはフワリと微笑んで、狸に視線を戻した。



「僕たちはもう、答えの近くまで来てるんです」




「……何の事だよ」




「しらばっくれないで下さいよー」




まふまふさんは笑いながら、しかし冷たい憎悪のこもった目で狸を鋭く睨みつけた。




「貴方達がルカ姉を助けなかった事」




「______絶対に、絶対に、許しません」



その真剣な声色に、場の空気がピンと張りつめた。




狸は痛いところを突かれてしまったらしい。ただ、黙ってまふまふさんを見つめ返すだけだった。




いや、誰だよルカ姉。


あれかアンハッピーシンセサイザ作った人か？
え、違う？……すみません。



「今、貴方達にウロチョロされると困るんです。
だから……」




「逮捕しに来たってわけ」



そらるさんがまふまふさんの言葉を引き継く。２人の目は怒りと悲しみが混ざった、寂しい色をしていた。



しかし、狸は挑戦的な笑いを顔に浮かべ、ゆっくりと口を開いた。





「……やれるもんならやってみろよ」




……あの大ヒットした全沢直樹ですね。
あ、半分でしたごめんなさい((

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