fourteen:連絡 ページ15
藤坂家
22:24
「えっ!?母さん知り合いいんの!?」
「ええ。私の姉が結婚してそこに嫁いだのよ。確かそこにいるはず」
「連絡取れたりする!?」
「やっぱり孤立してるから無事らしいわ。ならちょっと電話かけてみる。…あ、そういえばAちゃんはご両親とは連絡取った?」
「あ」
「それはいけない、すぐに連絡を!」
がっつり忘れていた。ごめんお母さん。
私は急いでレインを開き、お母さんのトークをタップする。通知が友人や父からも来ていた。
[お母さん:Aいまどこ]
[お母さん:A!電話して]
[お母さん:不在着信 10件]
[A:お母さん、今ね電車で知り合った高校生の人と一緒にその人の家にいる。連絡遅れてごめん。生きてます]
……母からの返事はすぐには来なかった。もう寝ているのだろうか?
ひとまず閉じて父や友人達に連絡をした。すぐに返ってくる人もいれば返ってこない人もいた。父からも来なかった。
[サクラ:Aいきてるよね?]
[サクラ:みたられんらくして]
[A:遅れてごめん。今電車で知り合った高校生の人と一緒にその人の家にいる。咲良大丈夫?]
秒で既読が着いた。ホッと胸を撫で下ろすと速攻で電話がかかってきた。私は通話していいですか、と承諾を取り通話ボタンを押した。
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作者名:はるこてつ(べーきち) x他1人 | 作成日時:2013年9月29日 20時