純粋天使が魔法使いの運命の糸を【ツイステ＆ポケモン】

★素顔をみたい【オニオン×ケイト】 ページ23

ケイトside

あの子の素顔が見たい。

そう思ったのはつい最近だった。

オニオンちゃんは仮面をつけて生活している。

まるで自分を守ってるみたいだとオレには感じられた。

内気な子だし、あまり人と関わりたがらない大人しい女の子。

仮面を外してと頼んでも絶対に取ってくれないだろう。

あれは彼女にとっては盾なんだ。

オレに似てる……。

ケイト「やほやほ♪ オニオンちゃん」

オニオン「あ、ケイトさん……」

あちゃ〜警戒されてる？

本当に内気だなぁ。

晴矢くんたちがいる時はそうでもないと思ってたけど、彼らがいないと不安なのかな。

ケイト「警戒しないでよ。おにーさん悲しくて泣いちゃう〜」

オニオン「え！？ す、すみません……」

う〜ん。

イデアくんと同じだなぁ。

彼もオレと話すとき挙動不審だし。

まぁ彼らにとってオレみたいなキャラは一番苦手なんだろうな。

ケイト「そんなにオレって怖い？」

オニオン「い、いえ！ 違うんです……ただ、いつも無理して明るくしてるように見えてしまって」

ケイト「え……それ、どういう──」

オニオン「あ！ もう行きますね、グリムたちが待ってるので！」

そう言って走り去っていく彼女。

え……？

オレの頭に彼女の言葉が繰り返し流れる。

『いつも無理して明るくしてるように見えてしまって』

ケイト「はぁ……これじゃあの子の仮面をはがすどころか」

オレの仮面を外された。

ふふ、面白くなってきちゃった♪

ケイト「オレを掘り起こしたんだから、逃げられると思わないでね。オニオンちゃん」

君の仮面もすぐにオレが、はがしてあげるからさ。

-fin-

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