再会* ページ6
「A、何を買うんだ？」
今はサトシ達と一緒に、博士に頼まれたものを買出しに行く途中
『えっと、アローラコーヒー豆を1袋にフレッシュパイルジュース、ゴクリン印のジッパーバッグでしょ？後は……ん？ピカチュウどうしたの？』
私が買う物を思い出していると、ピカチュウが何かに気づいた
視線の先を見ると、何やら人だかりが。
「なんだ？」
「行ってみるロト！」
『うん…』
駆け足の皆について行く
沢山の人だかりの中で、真夜中の姿のルガルガンとブラッキーの間に立つ、一人の少年
『……っ！！』
鼓動が高まる
「カメックス！！ロケット頭突きぃ！！」
慌てた様子で指示を出す相手をよそに、落ち着いた雰囲気をまとって発された言葉
「カウンター…！」
「あのカメックスの重量、100キロと推測！それを一撃で倒すとは！」
「すっげぇ！！」
『ほんと……』
あの頃と変わらない、真っ直ぐな姿勢
ずいぶん大きくなったけど…横からでも、あの特徴的なブロンドの髪や瞳を見てすぐに分かった
すると、突然サトシが彼の方へ走り出す
『あっ、サトシ…？！』
「俺、マサラタウンのサトシ！今のバトル、すっげぇかっこよかった！！」
すると、チラッとこちらを見たグラジオくんと目が合う
「！おい、待て…！お前の後ろのやつは…」
ドキッと心臓がはねた時だった
「お兄様！」
「リーリエ？」
『はっ…え、そういうこと…！！』
走ってくるリーリエを見ながら、あの既視感と「お兄様」という言葉の意味を理解する
「まさか、噂のポケモントレーナーがお兄様だったとは！」
「触れるようになったのか…またポケモンに」
グラジオとリーリエが会話をする
「グラジオ様…シロンはリーリエ様がタマゴの時からお世話をなさり、初めてゲットしたポケモンでございます」
ジェームズが、シロンとリーリエの経緯を話す
「そうか……大切にしろよ」
…変わってない
ポケモンを大切にする所、少し落ち着いた感じにはなったけど…私があの頃に出会った彼と、同じ
クルッとこちらを振り向いた彼と、また目が合う
でも、何やらリーリエ達に引き止められてるみたい
もうあの白くて大きな家には住んでないのかな…？
リーリエ達のもとを離れて、こちらに歩いてくる
「A……？」
私の前で立ち止まり、真っ直ぐな瞳でこちらを凝視するグラジオくん
『お、覚えててくれたの…？』
嬉しい、嬉しすぎる
*…*…*…*…*…
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年10月8日 17時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
零 - んぐっ、、、久し振りに見たら堪える (2018年8月23日 22時) (レス) id: 81b2e2d443 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - 少し中途半端な終わり方でした。でも私もグラジオファンなので、続きをつくって欲しいです！ついでに私もブラッキー使いなので嬉しかったです！ (2018年4月22日 6時) (レス) id: fe14cd9ab0 (このIDを非表示/違反報告)
海零 - なんか中途半端な終わり方だったな〜頑張ってね〜。 (2018年3月12日 21時) (レス) id: 1043ba656f (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - グラジオかっこいい！頑張ってくださいね！ (2018年3月2日 15時) (レス) id: 8f4e5bf045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れあ | 作成日時：2017年12月19日 1時
