緊張* ページ7
『えっ、と…ブラッキー、元気そうだね』
「！…あぁ、あの時は助かった」
フッ、と少しだけ緩む頬
あ、やばい…クールな方もだいぶカッコイイ、とか考えてしまった私は末期かもしれない。
「その…時間があるなら、少しついてきてくれないか」
え…？
『へ、今から？もちろんいいけど…』
急な話に少し驚きながらも、首を縦に振って返事をする
「…行こう」
「あーっ！ちょっと待って！！」
『わっ、ちょ、後ろ歩きしたら転ぶよサトシ！』
私の忠告を聞かずに、改めてポケモンバトルをグラジオに申し込むサトシ
進むグラジオくんと私の前で、後ろ歩きをしながら。
すると、グラジオくんがサトシの左腕を見る
「Zリングか」
少し興味を持ったように言葉を放つ
「これ、カプ·コケコにもらったんだ！」
そう言いながら、気を引くようにリングを見せる
「カプ·コケコから…？」
すると、リーリエが後ろからサトシとカプ·コケコが戦ったという話をする
私は見ていないけれど…凄い話だと思う
島の守り神と戦って、リングまで直々に…
私も出会った時は、それに興味を持ってサトシとバトルをした
グラジオは、サトシの足元に寄ってくるピカチュウとイワンコを見ながら「考えておこう」と言う
行くぞ、と言われて再び進み出すグラジオくんのスピードは、私に合わせているのか少しゆっくりだ
「あ…俺今ククイ博士んちにいるんだ！A！場所教えといてくれるか？！」
『あっ、うん！任せといて！そっちもククイ博士に、夕飯までには帰るって伝えといて？』
そう言って、サトシに手を振る
待ってるからな！！と叫ぶサトシをあとに、私達は森の方へと進んでいった
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「…あいつと一緒に住んでるのか」
少し歩いてから、口を開いたのはグラジオくん
『うん、色々あって…今は住ませてもらってるの』
仮住まいだけど、と付け足す
そうか…と返事をするグラジオくんの声は、昔よりずいぶん低い声だ
「……その、なんだ…あの時の事、覚えていたんだな」
『あ、当たり前でしょ！グラジオくんこそ、よく覚えてたよね…』
ちょっと気恥ずかしくなってきた
この微妙な空気、なかなかきつい
「当たり前？…どういう事だ」
あっ…
『い、いや別に！？…っあんな体験滅多にないでしょ？だからかな！』
本当は一目惚れしたからですなんて…口が裂けても言えないよ！
「フッ…変わらないな」
…そういうグラジオくんは、少し寂しそうな笑顔だった
*…*...*...*...*...
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年10月8日 17時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
零 - んぐっ、、、久し振りに見たら堪える (2018年8月23日 22時) (レス) id: 81b2e2d443 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - 少し中途半端な終わり方でした。でも私もグラジオファンなので、続きをつくって欲しいです！ついでに私もブラッキー使いなので嬉しかったです！ (2018年4月22日 6時) (レス) id: fe14cd9ab0 (このIDを非表示/違反報告)
海零 - なんか中途半端な終わり方だったな〜頑張ってね〜。 (2018年3月12日 21時) (レス) id: 1043ba656f (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - グラジオかっこいい！頑張ってくださいね！ (2018年3月2日 15時) (レス) id: 8f4e5bf045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れあ | 作成日時：2017年12月19日 1時
