甘い時間 ページ25
狭い部屋の
狭いベッドの上
薄い壁を気にしながら
二宮さんに振り回される
きっとここにある何もかもが、二宮さんの持ってる物とは違うのに
いま、この瞬間だけは、私と彼が対等になる。
私を揺らす彼に
「もう無理」
って何度も言ったのに
「だめ。我慢して笑」
そのたび彼は全然許してくれなかった
しばらく彼氏もいなかった私にとっては久々の行為で
しかもその相手は二宮さんだなんて。
そんなの耐えられるわけもなく
限界まで強く攻められて
ハッと気付くと、頭に手を置いて
私を見下ろしてる二宮さんと目があった
「…あれ…二宮さ、」
喉がカラカラで声がかすれてる
「わたし、寝てました…？」
なんか、途中から全然記憶がない…
「いや、意識飛ばしたの笑」
「…え？」
「クク。急に反応しなくなってビビった」
「……すいません」
いくらなんでも失神するとは…
恥ずかしすぎる
「とんじゃくらい気持ちかった？」
「……///」
「水持ってくんね」
チュ。と私のおでこにキスを落として
二宮さんが下着だけつけた格好でベッドを出て行く
華奢で、白い身体。
ちょっと出てるお腹も、猫背な姿勢も
綺麗だな、と思う。
あの身体に、さっきまで溺れてたんだなぁ
と思うと、死ぬほど恥ずかしくて
包まったシーツをギュッと握りしめた
ペタ、ペタ
二宮さんが戻ってくる
「ほい、水」
コップを渡してくれるのかと思ったら
クイッとそれを口に含む彼
そのまま顔が近づいてきて
今からされることを悟った時にはもう遅い
「…ん、」
「んっ…」
飲まされた生ぬるい水が
彼の口からこぼれ
それをペロリと舐める仕草が妖艶で
直視できない…！
なんてドキドキしてるうちに
彼はゴロンと隣に寝転んで
「っはー、久々に運動したわ」
とか、さっそく色気も何もないところは二宮さんらしい。
すっごい淡白
イメージ通り
すぐゲームしないとこだけは、違ったけど笑
でも、その姿と
アノ最中の真剣な目のギャップときたら…
思い出してクラクラする
「シャワーする？」
「…ん、しようかな」
「いってらっしゃい」
ひらひらと手を振って見送られる
あれ…ココ、私の家なんだけどな
って湯船に浸かってから気づいたくらいに
二宮さんはスルリとそこに溶け込んでる
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橘花(プロフ) - 番外編ありがとうございます〜！素直じゃないヤキモチ妬いちゃうかわいい二宮さんありがとうございます。。見抜いちゃう彼女は慣れてきましたね♪新作も、ということで楽しみにしております。ファンタスティック宮さんの番外編、いつでもお待ちしてますよ♪ (2018年8月4日 18時) (
レス) id: 2798c105f2 (このIDを非表示/違反報告)
まっきぃ(プロフ) - ヌフフ！まさかの番外編でヤキモチ和くんが見れるとはー！！ニヤニヤしたがら読んじゃいました(笑)くぅさん、毎日暑くて溶けそうな私に幸せをありがとうございます☆ (2018年8月3日 21時) (レス) id: 4f6c692836 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - 佐奈さん» コメントありがとうございます！ 私も死ぬほど好き、と彼に言われたい人生でした。そんな妄想をここで吐き出せて凄く楽しかったです笑 甘々な日常、今後もアップできたらと思うので、よろしくお願いします♪ (2018年8月2日 22時) (レス) id: 8536d54cd7 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - しゃらくさん» ありがとうございますー！陰ながらと言わず、どんどんコメントしてください！（←え）これからも、楽しんでいただけるお話を書いていけたらと思います♪ よろしくお願いしますっ！ (2018年8月2日 21時) (レス) id: 8536d54cd7 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - なずなずさん» はじめまして、コメントありがとうございます！ そんな、一番大好きだなんて恐れ多いですが、死ぬほど嬉しいですありがとうございます(T ^ T) 番外編もお楽しみいただけますように☆ (2018年8月2日 21時) (レス) id: 8536d54cd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2018年7月13日 23時
