新人研究員、おでかけにいく 【ハス様リク】 ページ15
「先輩、一緒に行きませんか？」
「…え？」
______おでかけしましょう？________
saidトリト
目の前にはキラキラ目で僕を見つめるAちゃん…が差し出した2枚のチケット。
「ら、らんち券…？」
「はい！…というのも、私の友達にパティシエの子がいまして…その子が今度このレストランでデザート作りをまかされたんです！それで、来てくれないかってタダ券くれたんですよ！」
にこにこと無邪気に笑いながら言うAちゃんに尋ねる。
「…何で僕？」
「いやー、本当は友達といこうって言ってたんですけどね、一緒に行くはずだった子の彼氏さんが3年ぶりに別の町から帰ってくることになったので、相手がいなくなってしまったのです！」
「で、でも他にも…」
「んー、先輩方にも聞いたんですけど、何故か皆さん口を揃えてトリト先輩と行けって言うんですよ」
あぁ、そうだね、だって君のうしろで皆がすごくいい顔で僕に向けて親指たててる…！
「これを機に仲良くなってこいとのことだそうで…と、いうことで、どうでしょうか先輩？」
あ、あと餌付けにもなりますし！と笑うAちゃん。
「え、えっと…」
冷や汗が出てくる。
正直なところ、とても行きたい。
でも、いきなりすぎて僕にはハードルが…！
「…あ、もしかして先輩この日、何か用事がありましたか？5年ぶりに彼女さんがかけってくるとか…はっ！」
突然Aちゃんが何かに気づいた顔をする。
「ご、ごめんなさい！私、先輩の事情も考えずに軽くお誘いを…！」
「え？」
「先輩に彼女さんがいらっしゃる可能性を失念しておりました…！すみません、やっぱり他の人を…！」
あたふたと手をパタパタさせるAちゃんに慌てて言う。
「いないよ！」
「へ？」
「だから、その、彼女はいない、よ？」
「…あ…ごめんなさい、地雷踏みましたか…？」
「やめて！哀しげな目しないで！大丈夫だから！平気だから！」
泣きそうな顔をされてしまい、慌てる。
「わかった、行く、行くよ！一緒に！」
「本当ですか！？やったぁ！」
パアアと顔を輝かせて了解です！と敬礼すると、踊るような足取りでAちゃんは部屋を出ていった。
(はぁ…どうしよう…)
(本当に疲れるのはこれからよトリト！)
(ひえっ！？)
(まずは服ね！白衣を脱ぎなさい！中のそれも脱ぎなさい！)
(え、ちょ…！た、助け…)
((リア充爆発しろー！！))
(うわああぁあ味方がいないいぃ！)
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べぺら(プロフ) - またまたの供給失礼しますm(_ _)mいつ読んでも凄く好きです！いつまでも待ってるので、どうか続き下さい,,,。 (2019年10月20日 21時) (
レス) id: 2084ff8182 (このIDを非表示/違反報告)
中也が尊すぎのべぺら(元柘榴です(プロフ) - 久々に供給しに来ましたー。相変わらず尊すぎる,,, (2019年8月17日 18時) (レス) id: 2084ff8182 (このIDを非表示/違反報告)
とある処の猫(プロフ) - トリトさん供給少ないので本当嬉しいです！ (2019年7月14日 16時) (レス) id: e2d786e4e4 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 投稿楽しみにしてますからねぇ〜ゆっくりでいいんですよ〜...多分始めて評価したの俺だわ(( (2018年11月25日 14時) (レス) id: 189b818174 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - カニチャーハンさん» いつでもwelcomeです！ (2018年11月17日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カニチャーハン | 作成日時：2018年7月31日 22時
