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「…それで？どうなったの？」
「ヒーローさんはすぐにイーブイの怪我を診て、着てた服を破って包帯をしたんです。それで、一緒にイーブイをジョーイさんのところまで連れていってくれました！
「へぇー！イーブイは？大丈夫だったの？」
「2時間後には元気に駆け回ってました。ヒーローさんはお医者さんにすごく誉められてましたね」
「そのヒーローさん…Aの初恋の人はどんな人だったの？」
「私より少し年上の男の子でした。将来の夢はポケモン研究家だって言ってましたね」
「あらまぁ、じゃあもしかしたらその彼にどこかで出会えるかもしれないわね！っていうか私の知り合いにいるのかも…名前は？」
「それが…聞いたような気もするんですけど覚えてなくて…特徴といえば、その時、助けてもらったお礼に四つ葉のクローバーをあげたんですよ！さっきの栞の押し花はそのお返しにもらったものなんです」
「なるほど、四つ葉のクローバーね…オッケー、今度聞いてみるわ！」
「わぁ、本当ですか！？…って、まぁ相手が覚えてるかはわからないんですけどね…」
「いいじゃない、話すだけでも！素敵な話だったわ〜！」
「良かったです！…あ、そうそう、ヒーローさんもあのくらいの髪色でした！」
今まさに出先から帰ってきて研究室にやってきた、現在餌付け中の先輩を指差す。
「なるほどね…よし、任せなさい！」
「わー、やったー！」
__________________________________
楽しそうな女子二人の会話に、全く状況が飲み込めないトリトが首をかしげる。
「どうしたの？あれ…」
「初恋についての女子会」
「えっ…………」
「おぉ！？ど、どうしたそんな悲しい声出して…って、本落としてるぞ！？」
「あ…ごめんなさい」
「いや、いいけど…ほら、栞も落ちてるぞ…ってこれ、手作りか？」
「あぁ、それはえーと…昔の思い出みたいなもので…」
「ふーん、四つ葉のクローバーか………………………んん？」
「え？」
「………トリト、それ、ポケモン助けて女の子にもらったとかじゃないよな？」
「えっ…！？い、いつの間にかエスパーになったんですか…！？」
「「………」」
「あ、あの…？」
「「…………まじかあぁああ！！！」」
「えええぇええ！？」
困惑する声と楽しそうな声と、そして衝撃の絶叫が研究所に響きわたった。
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べぺら(プロフ) - またまたの供給失礼しますm(_ _)mいつ読んでも凄く好きです！いつまでも待ってるので、どうか続き下さい,,,。 (2019年10月20日 21時) (
レス) id: 2084ff8182 (このIDを非表示/違反報告)
中也が尊すぎのべぺら(元柘榴です(プロフ) - 久々に供給しに来ましたー。相変わらず尊すぎる,,, (2019年8月17日 18時) (レス) id: 2084ff8182 (このIDを非表示/違反報告)
とある処の猫(プロフ) - トリトさん供給少ないので本当嬉しいです！ (2019年7月14日 16時) (レス) id: e2d786e4e4 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 投稿楽しみにしてますからねぇ〜ゆっくりでいいんですよ〜...多分始めて評価したの俺だわ(( (2018年11月25日 14時) (レス) id: 189b818174 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - カニチャーハンさん» いつでもwelcomeです！ (2018年11月17日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カニチャーハン | 作成日時：2018年7月31日 22時
