29.恋のつぼみ ページ37
あれから石の洞窟をダイゴと共に出た
ダ「……A」
「んー？」
ダ「…、君のグレイシアから異常な程殺気を感じるんだけど…」
「……あー…」
あれからずっとダイゴに殺気を向け続けるグレイシア
…ごめん、ダイゴ。
出来れば知らないフリを決め込みたかった(
「もう…いい加減わかってくれないかな？グレイシア」
私の腕の中で睨みまくるグレイシアをぎゅっと抱きしめる(締め付ける)
グ『苦しい』
『知ってる』
グ『…サイテー』
『全く…どっちがだよ。ダイゴの事氷漬けにしようとしたｸｾに』
グ『…だって好きなんでしょ、あいつの事。
でも私、認めてないから。Aはずっと私と一緒に居るの。
私が認めてない男なんかにAは渡さない』
「ﾝﾝﾝｯ！？」
ダ「え、A！？」
ちょーっと待とうか。
グレイシア今なんて言った？
『好き…？私が、ダイゴを？』
いやいや待てよ。何の冗談だよほんと
ダ「A…？一体どうしたんだい？」
グ『何？自覚なかったの？
…バカじゃん』
私の方を見てバカにしたような顔をするグレイシア
いやこれは確実にバカにしている
『私ダイゴのこと別に好きじゃないし』
グ『…ホウエン地方を出てから帰って来るまで、あいつの事を忘れたことある？』
『ない』
グ『あいつと一緒にこれから旅できるの嬉しい？』
『まぁね』
グ『……あいつに彼女が居たらどうする？』
『えっ…』
ダイゴに彼女…？
グ『今の顔、鏡で見てみれば？
そんな顔しといて好きじゃないとか言えないでしょ』
ダイゴに彼女…、確かに居ても全然おかしくないし、むしろ私が気にする必要も無い
なのに、なんだろう？
少し…いや、かなり胸が痛い
グレイシアに言われたことを一人黙々と考え込んでいた、その時。
ダ「A！！」
両肩をガシッと掴まれ、目の前にはダイゴの顔が。
「な、なっ！？…なっ！？」
ダ「本当に大丈夫かい？一人でぶつぶつ呟いたり急に叫び出したり…」
近い近い近い
近いですダイゴさん
「あの…っ、タイゴ！ちょっと近いかな…！？」
私が近いと言うと、距離感の近さに今気付いたように驚き、私から顔を逸らし片手で口元を抑えるタイゴ
ダ「あ…、…ごめん。これで良いかな？」
「う、うん。
あ、その。ごめんね？ちょっと考え事してて」
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輝月 - 楽しく読ませてもらってます！設定のところに書いてあるルチルがゲームの主人公にコンテストパスくれるアイドルのことであればルチアですよ！ (2017年9月6日 1時) (
レス) id: f2e3f91b9f (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - ルチルではなくルチアでは？ (2017年7月30日 17時) (レス) id: 7fd00c2245 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 私は1年でも2年でも、5年でも10年でも待ちますから！どうか頑張って下さい！ (2016年11月13日 11時) (レス) id: 7074893cfc (このIDを非表示/違反報告)
レナ - すごく面白くて、毎回楽しみにさせていただいてます！大変だということは承知しておりますが、本当に心から楽しみなので頑張って下さい！ (2016年10月3日 14時) (レス) id: 61a2658ce5 (このIDを非表示/違反報告)
あ - ダイゴは25さいですよ (2016年9月25日 19時) (レス) id: 392997f1b5 (このIDを非表示/違反報告)
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