転生先のアカデミー2

フラグ ページ14

『…ん』

テントから外の明かりが入り込む
もう朝が来たようだ

ポケモンたちもまだぐっすり
私は朝食を作るべく”起きようとした“

『…………』

しかし、体が動かない
正確には動かせない

何かに掴まれている
その何かの熱が背中から伝わる

『………』ﾀﾗﾀﾗ

え、なに？

冷や汗が止まらない
私の背中に何かがいる
ポケモンたちではない、何かが

『…………』

ｿｰｯとお腹辺りを見ると手があった

『？？？？』

私は混乱した←

しかもその手には見覚えがあるのだ
少し色黒の肌
ガッチリと私をホールドしている人の熱
そして…

？「…ん……んん」

この声(？)

『………ぇ？』

え？
どういうこと？

とりあえず起きて確認しなければと思い動こうとする
しかし、動けば動くほど力は強くなる

『…………ヒバニー』

小さい声でヒバニーを呼ぶ
ヒバニーはウサギだから聞こえると思ったのだ

ヒバニーはﾋﾟｸｯと動き体を起こす
そして私を見てﾋﾊﾞｯ!?と反応した

そのあとは、うん…
想像できた人もいるかもしれないが
後ろの人はヒバニーの飛び蹴りを食らった←

？「いたたぁ………あ、おはよおございます」

『おはようございます、ジニア先生』

うん、予想はしてたよ
私が推しに気付けないなんて有り得ないから
←寝てた人

『…何から聞けば良いんでしょうか』

ありすぎて困ってる

ジニア「なんでもどうぞ」

『では、なぜここにいるんですか？』

ジニア「貴女のことだからルール破ってそうだなと思って…」

「気付けば体が勝手に」と頭を掻く先生
その仕草に100点満点
でも言ってることひどいで

『では、なぜ一緒に寝ていたんです？』

ジニア「貴女が気持ちよさそうに寝ていたので、つい」

うん、可愛い

『…………そうですか』

なんて言えばいんやろ

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