【カラ松】ぽかぽか系女子2

第51松　カラ松side ページ10

一松が殴ったおかげでどうやらハニーがアルバイトしてるコインランドリーのゴミを捨てる場所まで飛んでったみたいだ。



A『カラ松くん、終わったよ。あとクリーニングの方にお願いして色々お借りしてきたの。』


カラ松「そうか。あ、いやでもこのくらい本当に…((A『だーめ。じっとしてて？』



カラ松「は、はい…。」


その弾みで口を切ってしまったが、ハニーはケガを心配して、手当てをしてくれた。



カラ松「っ…」


A『あ、ごめんね？痛かった？』


カラ松「いや、平気だ。」


A『ごめんね、もうちょっとしみるからね？』



ﾄﾞｷﾄﾞｷ……


手当てをしてくれてるおかげで、Aの顔がすごく近い…。



ﾄﾞｸﾝ……ﾄﾞｸﾝ……ﾄﾞｸﾝ……ﾄﾞｸﾝ……



どんどん鼓動が速く打っていく。
自分のこの鼓動の音が、Aにも聞こえるんじゃないかってぐらい、速く。



ﾎﾟﾀｯ……


Aの額から、一滴の雫が垂れる。
これは……



A『あ…ご、ごめんなさい…。恥ずかしい…。』



慌てて自分の首に掛けてあるタオルで汗を拭くA。
よく見てみると汗がたくさん……



今日も汗をいっぱい掻くまで頑張っきれいにしていたんだな……。



ｽｯ……


カラ松「今日も偉いな、A。」



優しく頭を撫でると、嬉しそうにはにかんだ。



ﾄﾞｸﾝ……ﾄﾞｸﾝ……ﾄﾞｸﾝ……



汗で少し毛先が潤っていて、顔も少し赤くて、少しだけ色っぽく見える。
おまけにそんな顔をされたら……俺……



A『よし、終わった。カラ松くん、終わっ…
カ、カラ松くん……？』



カラ松「ﾌｰｯ…いや、だ、大丈夫だ…何でもない……」



顔を必死に押さえ、悟られないようにする。
あぁ…俺は何を考えてるんだ……



A『で、でも…どこか悪いの？』



カラ松「本当に大丈夫だ…っ…それよりありがとう。もう痛くないさ。」


A『良かった。じゃ、じゃあ道具返しに行ってくるね。』



Aが行った後、押さえてた顔を解放する。
俺の今の顔は、きっとすごい事になってるかもしれない……



カラ松「はぁ……俺もやっぱり、男だな………_______」

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