CHAPTER46 真紅の涙 ページ48
syp視点
好きな銘柄のタバコを吸い部屋に戻ってくる。
まぁ、俺は部屋で吸わない主義だから…
戻って書類でもやるか…
部屋に帰ろうとした時だった
部屋の前に誰かいる。
床一面が赤く染まり人がうつ伏せ丸まり、倒れている
近くに行かなくてもわかる。この体格
Aだ
少しだけ驚いて止まってしまったが急いでかけより
syp「A…！大丈夫…！？！？」
A『ぅ…』
ゆっくりと体を起こすと顔をしかめ傷口を抑えている
声をかけている今でも血は止まらず運べそうにない。
とりあえず俺の部屋で止血だけしてぺ神さんのところへ行かなくては…
部屋にそっと運び包帯を取り出す
とりあえず傷口付近の血管をきつく閉めあげる
すごく簡単な応急処置をし終え、ゆっくり抱え医務室へ運ぼうとしたときだった。
A『まって…動かさないで…』
優しくツンツンと突かれ目が合う
目には涙を浮かべはぁ…はぁ…と今にも耐えそうな息で話しかけてくる
まぁ、Aの意思通りそっとベットに寝かせ話しかける
syp「なんで…？こんな血が出てるのに…医務室いないと失血死しますよ？」
A『いいから…』
本人が言うのだからとりあえずはここにいさせてもいいかもしれない。
多分この量ならすぐは死なない。
落ち着くか寝たりしたら医務室に運ぼう
syp「わかりました…なにかほしいものは…って…」
すぅすぅ…とすぐに寝息を立て始めた
早いな…
医務室に運ぼうとしてたが…少しだけなら一緒にいてもいいよな。
俺は任務の場所や量の関係でAと関わることが少ない
来てもう何年も経つがほとんど話す機会がなかった
初めてあったとき、その姿、目、声。全部に心を奪われ手に入れようと思ったのに…
A髪の毛をかきあげ顔をまじまじと見る。
幼い子しか興味はなかったのに…
少し大きくなっても手に入れたいと思ったのは初めてだ。
手を頬に添える
syp「待っててくださいね…いつか貴女を落すその時まで…」
唇をそっとおでこに近づけたときだった
A『あ"あ"あ"あ"あ"あ！！！！』
触れる前にAが叫びはじめた。
急な甲高い声に反射で耳を抑え離れる
A『もうっ…！やめて！』
目をぎゅっとつむり手が空をきる
syp「A…？しっかりして…？」
ブンブン振ってる手を避けながら声をかける
が、全くこっちに気が付かない。
無意識だというのか…？
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金柑(プロフ) - うぇ！2000hit超え！すげぇ！まじか！皆さんホントに…ありがとうございます！良ければコメント、評k（（殴 (2021年5月23日 23時) (
レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - みんな！感想をおらに！くれぇっ！（はぁ、生意気なこと言ってしまいすみません。でも、評価だけでも…（（殴 (2021年5月19日 22時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - 遅くなってしまいすいません。指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年4月12日 21時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金柑 | 作成日時：2021年4月7日 0時
