CHAPTER39… 紅茶 ページ41
はぁ…忘れていたっ！死ネタ入ってきます…！
ー
em視点
今日もAは司書室にやってくる。
ここ数年、毎朝7時30分にここにやってきては紅茶を飲みながら他愛もない話をする。
あるときは政治の話をしたり、戦争のときの戦術について話してみたり本当に色々な話をした。
こちらとしても話し相手ができたわけだし日課にもなっていた。
A『おはようございます』
em「おはよう」
ほとんど毎日時間に遅れず来る。
A『あの…唐突ですみません。…夢ですごく美味しい紅茶が出てきて…作ってみたいのですが…』
もじもじと上目遣いで聞いてくる
断るわけないでしょう？
美しい人がこんなにも可愛くお願いしてくるなんてすごいギャップだなと思う
em「いいですよ。では先に席に着いて待ってますね。」
A『いいんですか？じゃあ、いってきますね!』
そう言うと早足に司書室を出ていった
本当に大きくなったな…
朝日が柔らかく差し込む席につく
ここに入ってきたときはすごく小さかったのに…
今では政治のことだってほぼ対等に話せるようになり、紅茶もオスマンさん並みに上手に淹れられるようになっちゃって…
人の成長って本当に早いんだなと考えているとAが帰ってきた
ｶﾁｬ…
目の前にほんわりと湯気の立つ紅茶が置かれた
A『夢で出てきたものなので味の保証はできませんが…』
em「本当に淹れるの上手になりましたね…早速…頂いてもいいですか？」
A『あ…どうぞ…！』
カップを手に取り紅茶の匂いを肺いっぱいに取り込む。
この茶葉…ジャスミンかな…？嗅いだことのない甘い匂いが広がる
ティーカップに口をつけ一口すする。
すると口の中にすっとぬける茶葉特有の匂いがする。さっぱりしているのかと思えば後味はとても甘く、一口飲むと癖になってしまう。そんな味がした。
em「…おいしい…」
紅茶を見ながらぼそっとつぶやくとAは赤面しにっこりと微笑んだ
それから8時ちょい過ぎくらいまでいつもどおり話をした。
紅茶のおかげもあってか、とても会話が弾む。いつもと変わらないと言えばそうかもしれないが。
A『そろそろですかね…今日もありがとうございました！また明日来ますね！』
そう言って、立ち上がる。
あぁ、もうこんな時間。あっという間だ。
私も席を立つ。そしてティーカップを片付けようとしたときにはもう遅い
足に力が入らなくなる
そしてふわりと世界が反転した
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金柑(プロフ) - うぇ！2000hit超え！すげぇ！まじか！皆さんホントに…ありがとうございます！良ければコメント、評k（（殴 (2021年5月23日 23時) (
レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - みんな！感想をおらに！くれぇっ！（はぁ、生意気なこと言ってしまいすみません。でも、評価だけでも…（（殴 (2021年5月19日 22時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - 遅くなってしまいすいません。指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年4月12日 21時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金柑 | 作成日時：2021年4月7日 0時
