CHAPTER29 書記長2 ページ31
tn視点
tn「…気遣ってくれてありがとうな。でも、ホンマに徹夜してないんや。だから大丈夫、大丈夫なんやて。」
精一杯元気アピールをする。
A『ふ〜ん…そうですか…』
どこか諦めの悪そうな返事が帰ってくる。
A『じゃぁ、なにかほしい飲み物とかあれば持ってきます。』
そこまでしてくれるか？普通…
なにか悪いことでもしたのか？
tn「じゃ、じゃぁお言葉に甘えさせて…紅茶、もらえるかな？」
A『わかりました。すぐに持ってきますね。』
と一言残してAは部屋を出た
ふぅ…
これだけは…終わらせなあかんのや…
ｶﾞﾁｬ…
A『トントンさん、紅茶持ってきました。』
あれから2分ほど立った頃Aが一つのティーカップを持って戻ってきた。
そして静かに、俺の前に置く。
おいた瞬間、アールグレイの優しい匂いがふんわりと香る。
ありがとうというとカップを持って一口すする。
口の中に茶葉のいい香りが広がる。きっと俺を気遣って砂糖も少し入れてくれている。
しかし、紅茶の入れ方うまいんだな…
tn「ん…美味しいよ。ありがとうな。」
にっこり笑う。今度はAの顔を見て心から笑えた。
A『あまり無理、しないでくださいね？』
tn「あぁ。無理はしないさ。」
では…と部屋を出た。
一気に静かになったいい匂いの漂う部屋で仕事を再開する。
なんだか少し頑張れそうな気がした…
書類に手を付ける。
すると視界が歪みだす。
っ…
ねっ眠い…
あったかいものを飲んだのが良くなかったのか…
この眠気はまずい…
少しだけ…
寝よう。
椅子にもたれかかりまぶたを閉じる。
意識がなくなるまで数秒もかからなかっただろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ｶﾞﾁｬ…
A『はぁ…トントンさん…徹夜してないなんて嘘ついちゃって…』
トントンをソファに横たわらせ、メガネを外してやる。
そして山になった書類を腕のキャパの許す限りを抱え部屋を出た。
A『もう少し…マシな嘘を…お願いしますね…』
ｶﾞﾁｬ…
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金柑(プロフ) - うぇ！2000hit超え！すげぇ！まじか！皆さんホントに…ありがとうございます！良ければコメント、評k（（殴 (2021年5月23日 23時) (
レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - みんな！感想をおらに！くれぇっ！（はぁ、生意気なこと言ってしまいすみません。でも、評価だけでも…（（殴 (2021年5月19日 22時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - 遅くなってしまいすいません。指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年4月12日 21時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金柑 | 作成日時：2021年4月7日 0時
