CHAPTER28 書記長 ページ30
tn視点
書類、書類、書類、書類…
書類！！！！！！
何年経っても書類とは離れられない。
tn「はぁ…」
ミスを直して、はんこを押して…
機械的な作業をずっと続けている。
もう、感情もクソもない。
あと何時間すれば、いや、あと何日ぶっ続けでやればこの山は片付くのか…
ｺﾝｺﾝｺﾝ…
その時、優しく扉をノックする音が聞こえた。
tn「誰や」
また、フフロンとかフフッペンとかが書類終わらんと押し付けに来たのかと高圧的な声で答える。
はんこを押す手を止めない。
A『あっ…Aです…』
A…え！？これ嫌われたんちゃう？
tn「な、なんや、Aか…入っていいぞ…」
A『失礼します…』
ゆっくりと警戒するかのように入ってくる。
tn「どうしたんや？ここに来るなんて珍しい。いや、初めてちゃうか？」
書類を止めて目を見て話したいがそんな余裕もなく、片手間に話す。
A『あ、はい。初めてです』
tn「だよな〜」
A『ところでトントンさん…今…何徹目ですか…？』
徹夜…
徹夜ねぇ…
昔は辛かったけど今はそこまで意識していない。
目の前にある書類をやってるといつの間にか朝になってる。
今は2徹。最近の感覚だと当たり前になってきつつある。
でも、Aに心配かけるわけには行かない。
tn「何やと思ったら俺の話か…徹夜なんてしてへんよ。」
にっこり笑う。笑えてんのか？
が、その目は書類にある。
ｺｯｺｯｺｯ…
Aが近づいてくる
何してるんや？
すると急に手を目の下に当ててきた
tn「っ…！」
tn「なんや…びっくりしたやないか…」
Aが入ってきてから顔を初めてあげる
Aと目が合う
そこには少し怒りをあわらにしたAがたっていた。
A…いつの間にこんなに大きくなったのか…
A『私に嘘つくんですか？なんでもっと自分を大切にしないんですか？』
へ…？
A『嘘ついてんのバレてますよ。下手くそですね。とりあえず寝てください。』
語尾は優しいのに、目つきと声のトーンがガチだ。
tn「いっ、いや！嘘やないぞ！ちゃんと寝て…」
言い切る前に手を頭の後ろに回され互いの額がくっつく。
A『目の下に隈を作った人が毎日寝てるなんてわかりやすい嘘も限度がありますよ。』
バレてるのか…
本当に俺を気遣ってくれてるんだな…
静かにAの頭を遠ざける
ふわりといい匂いが漂った…
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金柑(プロフ) - うぇ！2000hit超え！すげぇ！まじか！皆さんホントに…ありがとうございます！良ければコメント、評k（（殴 (2021年5月23日 23時) (
レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - みんな！感想をおらに！くれぇっ！（はぁ、生意気なこと言ってしまいすみません。でも、評価だけでも…（（殴 (2021年5月19日 22時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - 遅くなってしまいすいません。指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年4月12日 21時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金柑 | 作成日時：2021年4月7日 0時
