CHAPTER22 無能 ページ25
貴方視点
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…
わからない…
わからないけど苦しい…
息ができてるかわからない
無我夢中で、自分の部屋へ向かう
なんでこんなにも苦しいんだろう…
私…
なにかしたかな…？
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ut視点
日が少し傾いてきて涼しくなり始めたからタバコを一人、外でふかしていると目の前をAが走っていった。
どうしたんや…
目で追ってみるとすごいスピードで自分の部屋に入ってしまった
まぁ、特にすることもないし、話してみたいな
珍しくすぐにタバコを消し、一度自分の部屋に戻り身なりを整えAの部屋に向かった
ｺﾝｺﾝ…
ut「A…？おる…？……入るで…？」
ｶﾞﾁｬ…
ゆっくりとドアを開け、中を覗く
今日の午前中にでもメイドが準備したのだろう
きれいな家具や大きなベットが揃えられている
目線の先には大きなベッドの上で小さくなって枕に顔をうずめ体育座りをしているAがいた。
ut「どうしたん…？俺で良ければ相談にのるけど…？」
できる限り優しい声をかけ、隣に腰掛ける
A『ﾋｯｸ…あ、あな…たは…？』
泣いているのか？何があったのかめちゃ気になるやん
まだ幼いとはいえ…口説きたくなる…
ut「あ、あぁ、俺は鬱って言うんやけど…まぁ、大先生でもなんでもいいで、呼び方は。」
そういえば自己紹介をしてなかった
それにしても小さくて、可愛いなぁ…
ショッピとかめちゃタイプなんやろな
朝方にチラッとしか見てなくて、ただのガキだと思ってたんに…
A『鬱さん…？』
鼻をすすり顔をうずめながら、聞いてくる
ut「んー？なんや？」
A『最近、何なわからないけど…苦しいことがよくあるんです…』
ut「苦しい？」
A『…ﾋｯｸ…精神的に苦しいんです…。何をしたのかわからないけど…気がつけば周りの人は私から…離れていく…』
ut「そうなんか…」
A『い、いつか…ここにいるみなさんも…ﾋｯｸ………離れていってしまうのではないかと…』
ﾎﾟﾝ…
Aの頭にそっと手を置きゆっくり撫でる
ut「他の奴らは離れていってしまうかもしれん。でも俺は、Aのそばにずっといるで」
A『ほんと？』
枕からそっと顔をあげた
ut「あぁ、ほんとや。」
『……っ………うゎぁァァァ…』
気がつけば、Aは俺に抱きつき
目からは大粒の涙を流していた
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金柑(プロフ) - うぇ！2000hit超え！すげぇ！まじか！皆さんホントに…ありがとうございます！良ければコメント、評k（（殴 (2021年5月23日 23時) (
レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - みんな！感想をおらに！くれぇっ！（はぁ、生意気なこと言ってしまいすみません。でも、評価だけでも…（（殴 (2021年5月19日 22時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - 遅くなってしまいすいません。指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年4月12日 21時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金柑 | 作成日時：2021年4月7日 0時
