CHAPTER16 詐欺師3 ページ19
ci視点
なんか…さっき見たのと違う…のか…？
もっとAさんはおしとやかで、落ち着いてて…
だんだん自分の目が信じられなくなってきたわ…
さっきの件といいなんなんや
zm「A〜、一緒になんか食べようや！」
Aは大きく頷きゾムの向かいの席に座る。
俺のことはお構いなしに楽しそうに会話を続ける
ci「俺とゾムの何が違うんや…」
はぁ…とため息をつき椅子2つ分ほど離れたところに座る
初めてや。こんなに嫉妬みたいな気持ちになるのは。
？？？【いつになったら化けの皮が剥がれるかしら…？】
……。
純粋に猫かぶりがバレたのか…？
バレるはずがないし、そんな態度をとったのはAさんが直近。
でも、あんな耳元でなんて…
謎が謎を呼ぶ。
ｷﾞｭｯ…
ci「………………っ！」
目線を斜め上にやるとAが抱きしめながらこっちを見ている
ci「あの…Aさん…？どっどうしました…？」
戸惑いながらも、少し遠慮気味に話す。
まだ抱きしめる手を緩めてはくれないが正直嬉しい。人のぬくもりっていうのだろうか。とても温かい。
A『お誘いもらったのに一人にしちゃったので…謝罪の意味を…あ、あと、チーノさんなんか考え事して悩んでそうだったので…つい…』
あっ、迷惑でした？それに気がついたのかパッと手が離される。
ci「い、いや…全然…迷惑じゃない、で…」
目から温かい透明な液体が頬をつたう。
ci「あれ？目から…汗…？なんや…」
すると小さいが柔らかく温かい手が液体を優しく拭い取る
A『どうしたんですか…？ない、て…ますけど…？』
あ、あぁ…すまんな。らしくないな…なんてつぶやきながらメガネをはずし、涙をふく。
ｷﾞｭｯ…
A『らしくない。じゃないですよ…？何で悩んでるかは聞きませんが…悩んでることがあったら相談してくださいね…？』
母かと思うかのように声をかけ、抱きしめてくれた
ci「優しいんやな…Aは…」
A『あ、やっと下の名前さん付け無しでよんでくれた…！』
あ…そういや…
Aと目があい、お互いがクスッと笑う
久々や…心の底から笑ったのは…
ひとしきり笑ったあとゾムの方を見た。
ゾムは嫉妬心からか冷たい目線を送ってきている
ゾムと目があっているのに気がついたAは
A『あ、また今度お昼ご一緒しましょう？今日はゾムさんのところ行きますね…』
と言って戻っていってしまった
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金柑(プロフ) - うぇ！2000hit超え！すげぇ！まじか！皆さんホントに…ありがとうございます！良ければコメント、評k（（殴 (2021年5月23日 23時) (
レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - みんな！感想をおらに！くれぇっ！（はぁ、生意気なこと言ってしまいすみません。でも、評価だけでも…（（殴 (2021年5月19日 22時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - 遅くなってしまいすいません。指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年4月12日 21時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金柑 | 作成日時：2021年4月7日 0時
