CHAPTER9 緑パーカー2 ページ11
zm視点続き
手をつないでゆっくり、ゆっくり食堂へ向かう。
さっきまでピンピンしてたのに、ちょっとふらつき始めてる。
これじゃ、食堂まで持たないなと感じた俺は
zm「ん」
Aをお姫様抱っこした。
軽い。いつもやるトレーニングより楽だ
そしてかわいい。
持ち上げるとふわっとフローラルの香りが漂い
コネシマに言われた言葉がとっさに思い浮かぶ
kn【襲うんじゃねーぞ】
ん〜どうやろうなぁ…
少しニコニコしながら食堂まで向かう
A『わたしっ…お、重いです…から、結構です…お、おろして、ください』
肩で息をしながら言ってくる。
zm「こんなんじゃ無理やろ。歩けへんやろ。別に重くないで？」
A『じゃぁ……お、お言葉、にあま、え、て…』
どんどん言葉がとぎれとぎれになってくる
大丈夫か…？
zm「…？」
ゾムは違和感を感じた。
さっきまで見ていた子は透き通るような緑色の目で…いまは…
zm「黒くない、か…？」
黒いとは言い切れないが黒がかったのほうが正しいかもしれない。
あれ？見間違いか…なんて思ってたら食堂についた
zm「ついたでーって………A？」
A『フッーあ、ありが、と…うござい…ま…す…』
とてもおろせるような状況じゃないと思った俺はそのまま抱えたまま椅子に座りメイドを呼ぶ
zm「なんか雑炊みたいなの作れるか？」
メイド「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
こいつの好き嫌い、わからんけど…
とりあえず体に優しいもんいれとけば…
ちらっとAを見る。
食害は、しない。できる年齢じゃないだろう…
少し肩を落しもう一度目を見る
Aは相変わらず肩で息をしている
眉間にシワを寄せ、さっきよりもつらそうだ
まるで何かに怯えてるような…そんな感じがする
頭を優しく撫でてみる
A『ごめんなさい…ごめんなさい…』
かすれそうな声で。涙を流しながら。
zm「かわいそうな子やな…」
メイド「お持ちしました。厨房にいるのでまた何かありましたらお申し付けください」
メイドが持ってきてくれたのは卵がゆみたいなものだった
zm「おーいA〜？ご飯きたぞ〜食べようや〜」
優しく声をかけてみる
A『はっ…わたしいつの間に寝てました…？ごめんなさい…』
寝ていた…嘘だろ？
A『食べていいですか…？』
謙虚に上目遣いで聞いてくる
zm「ええよ。遠慮せず食べな。」
うん、やっぱりAの目は緑色や。
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金柑(プロフ) - うぇ！2000hit超え！すげぇ！まじか！皆さんホントに…ありがとうございます！良ければコメント、評k（（殴 (2021年5月23日 23時) (
レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - みんな！感想をおらに！くれぇっ！（はぁ、生意気なこと言ってしまいすみません。でも、評価だけでも…（（殴 (2021年5月19日 22時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - 遅くなってしまいすいません。指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2021年4月12日 21時) (レス) id: 95c267bed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金柑 | 作成日時：2021年4月7日 0時
