ポイソン (ページ1)

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異世界冒険録　プロローグページ1

世界というものは一つだけなのだろうか？ある冒険者はふと思った。
冒険者A「よし！異世界を探すか！」
考えなしの小柄な男モウフがそういった。
冒険者B「ちょっと、何言ってるのよ？モウフ」
モウフの性格をよく知り女房であるトモコが反応した。
モウフ「やっぱ目標って大事だろ？トモコよ？それにとんでもないことを見つけて後世に残そうぜ？」
トモコ「はぁ～…誰かこの男を止めて～！」
トモコがそう叫ぶと奥の寝室から大男が出てきた
冒険者C「おい、朝っぱらから大きな声でうるさいぞ、夫婦漫才なんてお前らには合わないぞ？」
トモコ「朝っぱらからうるさいですと？12時過ぎがあなたの朝っぱらですか！？ガノン！！！」
正午過ぎまで寝ていた大男のガノンの第一声でトモコの怒りは限界を超えた。
ガノン「あれ？そんなに寝てたのか、それは悪かったが、それにしてもそんなに怒らなくてもいいじゃねえかよ？なぁ～モウフ？」
ガノンは謝りはしたがイライラしている理由を知らないのである。
モウフ「確かにそう思うぞ、それにイライラしすぎると体に良くないぞ」
トモコ「誰がイライラさせてると思ってるんですか！？突然、魔王を倒そうとか言ってギリギリ倒せたからいいものの次は異世界を探すですって！？」
そう、彼らはたったの三人でパーティーを組み魔王を討伐した世界の救世主的存在だったのだ
ガノン「おいおいおい～、マジかよ、魔王を倒した次は異世界を探すだと？いくら、あんたでもそれは無理だろ？」
モウフ「ガノンなら乗ると思ったんだけどな～」
ガノン「探す目星は付いてるのか？」
モウフ「いいや、適当に探す！」
ガノン「よし！乗った！」
トモコ「よくない～！」
それから考えなしで異世界を見つけ、後世に残したのであった