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〜あなたside〜


『……やっちゃった……な。』


中村さんのことを拒んでしまった。

突然触れられて怖かった。

けど、あれは良くない。





_______コンコン


如「…七瀬さん。入ってもいいかな?」



この声は、川島さんだ。




『……まだ、何もない部屋ですが……

どうぞ。』


川島さんをダンボールだらけの部屋へと招き入れる。

本当は男性を家に入れるのは怖いけど。

川島さんなら大丈夫なはず。

それに、話があるはずだから。




如「大丈夫だよ。お邪魔します。」


川島さんはある程度のキョリを保った所に座った。


『……さっきは、ごめんなさい。

取り乱してしまって……。

いくら男性恐怖症といえど、失礼でした。』


如「そんなことないよ!……謝らないで…?

あ、でも海人も悪気があったわけじゃないんだ。

許してあげて?」


眉を八の字にする川島さんに、

私はコクンと頷いた。



『あの、本当に親切にして下さってありがとうございます…。』


深々と頭を下げていると川島さんは、

顔をあげて!ってあたふたしだした。

それがなんだかおかしくて、



『……ふふっw』


如「っ!!……笑った…………?」


『……ふふっw…ごめんなさい。

……でも私、

なんだか川島さんは大丈夫みたいです…!

…まだ、触られるのは怖い…ですけど。

川島さんのおかげで元気でました!』



如「…そっか!良かった……。

……じゃあ、突然で申し訳ないんですけど……





…………お腹すいたので、何か作って……」


それと同時に川島さんのお腹がなって、

また笑った。

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作者名:華恋 | 作成日時:2021年4月15日 22時

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