ーーーーーーー ページ33
〜Aside〜
トボトボと道を歩く。
行き先は……分からない。
ただいつも歩いているところを歩く。
……あれ、そういえばここって真冬さん家の近くだっけ……。
ここら一体は高いマンションが並ぶ高級住宅街。
意外にも近かったりする。
『……。』
私は行き先を決め、ふらふらともたついた足取りで向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
____ピンポーン
ま「……はい?…ってあれ?Aちゃん。
どうしたの?」
ドアを開けた向こうには真冬さん。
私は真冬さんを見るなり泣いてしまった。
ま「……ちょっ。…大丈夫?なんかあった?
……とりあえず中入りな?」
『……ぅ……っ……ん……ひっ…く……』
ま「……大丈夫?……センラとなんかあった?」
『……んっ……ぅ……うぁ……うぅ……』
少し泣きすぎて過呼吸になってしまっていて、
喋ることができない。
ま「……吸って…吐いて…………落ち着いたらでいいから。」
『……う…っ……はっ……い……っ。』
自分が泣けば泣くほど、今の状況に現実味を帯びさせて余計辛くなる。
センラ君と出会ってまだ3日しか経っていない。
センラ君が好きって気づくのには
私は早かったのかな。
941人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (2020年10月18日 1時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
蟹@リアコぎみ - 続きがきになるwキヨさんとセンラさんの絡みが好き…尊い… (2019年11月13日 22時) (レス) id: 856e5af163 (このIDを非表示/違反報告)
咲栩(プロフ) - この後の物語も書いて欲しいです! (2019年9月14日 15時) (レス) id: 710252b720 (このIDを非表示/違反報告)
きゆ - いじけてるセンラ君が可愛いとやってることの面白さで最高ww (2019年8月30日 7時) (レス) id: a065501dc8 (このIDを非表示/違反報告)
いーろまりー - キヨくんの家でいじけてるセンラさん見てみたいwぜったいかわええ (2019年8月29日 20時) (レス) id: 684b075074 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:華恋 | 作成日時:2019年8月6日 20時