太宰姉弟は異常である。2

───太宰姉弟は異常である。

それは周りの誰もが知っていることであり、黙認していることである。

弟がどう思っているのかは分からないが、少なくとも私は異常だと思う。

弟は私を名前では呼ばなくなった。

けれど、

「姉さん、愛してる。」

変わらず私のことを情欲の混じったそれで見てくる。

「姉さんは私だけのものだよね？」

私が少しでも治から離れれば不機嫌になる。

そんな異常性を持っている。

……けど、

「うん。治だけを愛してるし、私は治だけのものだよ。」

そんな弟を甘受する私もきっと、周りから見れば立派に異常だ。

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はい。作者の山猫です。
続編作っちゃいました！

このお話は

姉に恋した太宰さん×薄々それを勘づいている姉

です。此方も中々歪みそうなのでそれでもいいという方のみどうぞ。

原作沿いです！(多分)執筆状態：更新停止中