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78話 ページ45

その頃双黒は────


「ほらいたよ。……助けを待つ、眠り姫様だ。」


「眠り姫、ねぇ……」



Qの囚われている場所へたどり着いていた。



「ナイフ貸して。」


「あ?」


「あ、念の為さっきスっておいたんだっけ?」


「手前、!」



太宰は中也からスったナイフをQの喉に当てる。



「……止めないの?」


「……首領からは生きて連れ戻せと命令されたが、…その餓鬼見てると呪いで死んでった部下達の死体袋が目の前をチラつきやがる。」



中也は普段とは違う、真っ黒な目で言う。



「……殺れよ。」


「……そうかい。じゃ、遠慮なく。」



同じく真っ黒な目で太宰はそう言うとナイフを回し、



Qを拘束している木にナイフを突き立てた。




「甘ェ奴だ、そういう偽善くせぇところと反吐が出るぜ。」


「Qが生きている限り万一の安全装置である私の異能も必要だろ?ポートマフィアは私を殺さなくなる。合理的な判断だよ。」


「どうだかなァ。」



舌打ちをする中也に対して、太宰は冷静に告げる。



「……それに、忘れたのかい?Qは一応Aとはお友達というやつだ。Qを殺せばAが泣く。」



「……チッ」



太宰の口から出てきた自分の妹の名前に舌打ちをする。


苦しげに歪められた中也の顔、


それを横目で見ていた太宰は誰にも気付かれず、一人嗤った。

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山猫(プロフ) - ゆちよきしさん» 全然大丈夫です!もう描いてもらえるだけで本当にありがたいんで!! (2019年2月27日 23時) (レス) id: 8fa618dd04 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちよきし(プロフ) - 山猫さん» 了解です!少し絵柄が違うかもしれませんが、その時はすみません... (2019年2月27日 22時) (レス) id: 74d3721888 (このIDを非表示/違反報告)
山猫(プロフ) - ゆちよきしさん» 描いてもらえるだけで本当に嬉しいのでどちらでも大丈夫です!描いてくれて本当にありがとうございます! (2019年2月27日 22時) (レス) id: 8fa618dd04 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちよきし(プロフ) - 山猫さん» 夢主ちゃんのことなのですが...4年前と現在の姿は別々のイラストが良いですか?それとも一緒の方が良いですか?2パターン描いてはいるのですが... (2019年2月27日 22時) (レス) id: 74d3721888 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちよきし(プロフ) - 山猫さん» 了解です!いえいえ!!ありがとうございました! (2019年2月19日 8時) (レス) id: 74d3721888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山猫 | 作成日時:2019年2月9日 14時

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