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真夜中16回目 ページ16

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自転車に跨り

ひたすら漕ぐ。









目的地なんかない。









息が切れる。




酸素が足りない。












それくらいが、今の私には丁度良い。









はぁっ、はぁっ…………はぁっ









ヤってた…


初めて聞いた…









そりゃ、そうだ
一緒に住んでるんだから
当たり前だ…









私が今まで知らなかっただけだ…
きっと、今までだって…



















息が切れるのも
髪がぐちゃぐちゃになるのも
そんなのどうだっていい









今はただ
無心になりたい。









『はぁ、はぁっ………はぁ、』









「…………おい、何してん」

.

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作者名:ぱぴこ | 作成日時:2019年5月30日 22時

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