45個目の扉＊ ページ2
徳川side
「これはどういう事でしょうか」
聞き覚えのある声の一言で目が覚め、脳が覚醒
ｶﾞﾊﾞｧｯと勢い良く上体を起こせば視界に入って来た禍々しいオーラを漂わせてる学秀と理事長
不機嫌な顔でそう､問いた学秀に､理事長は「どういう事も何も昨晩､Aさんが寝落ちして終ったからベッドに運び一緒に寝ただけですよ」と、笑顔で受け答え
………そっか…私寝落ちしたんだ…道理で夜の記憶が曖昧なわけ…
私一人納得してれば、ﾊﾟﾁｯと理事長と目が合い、
「Aさんも起きた事ですし、私よりAさんに訊いた方が浅野君も信じるでしょう」
話はこれ迄だと踵を返し示す理事長に､学秀は一睨み
学秀が睨んでる間､昨晩､理事長に言われた事を思い出す
"早い内、Aさんのその思いを伝えてみた方が良いでしょう。キッカケが作り難いのでしたら私が作りますから"
……ぇ…そのキッカケって今…?
ポケッとしてる間に、理事長は退出した様で
「…A」
『ｯ……な、に…?』
突然名を呼ばれ、肩が跳ねるのを堪えたつもりだが、多分学秀には見透かされてるだろう
そう、のんびり推測してれば、突如温もりに包まれた
ぁ……学秀に抱き…締められてる……
「……心配した」
『…ぇ…?』
「…昨日､店を出てからAはあからさまに避けるし目が合えば直ぐ様逸らすし…就寝時になっても部屋に来ないし……探せば父さんと寝てるし………大丈夫か?父さんに何もされてないか?」
一旦離れ、心配気な瞳を向けて来た学秀にｷｭｩｯって胸が痛くなる
『…だ…、大……じょ…ぶ…』
「…そうか」
さっきよりも強い力で再び抱き締められ、腰が軋む
『……腰痛い…』
「は?」
『…?わっ?!』
何故か急にピクッと眉を動かした学秀に違和を感じた丁度､押し倒された
ベッド上だから別に痛くはないけど…
「…何もされてないんじゃなかったのか?」
『何もされてないよ?只不慣れなベッドで寝たから少し腰痛いってだけで…』
「ｯ…紛らわしい言い方をするな」
間違えたのが恥ずかしいのか、それだけ言い､深く口付けをして来る学秀
直ぐ様学秀の背中を叩き離れて貰う
「……A…？」
不思議そうに､どうかしたか?と訊かれ何て伝えるべきか思考を…
『あっ……がく…しゅ……っ…』
思考を巡らせたいのに､学秀が所々にキスして来る所為で出来ない
軽く叩けば物惜しそうな目を向けつつ止めてくれ、息を吸う
『……こういうの、も､止めよ』
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サヤ(プロフ) - 桜南さん» ｱｾｱｾ。ありがとう御座います(1年経ちそうな返信ですみません)またのんびりのんびり更新する予定ですのでお目通し頂けましたら幸いです！！ (2022年5月11日 4時) (
レス) @page6 id: 54deb64473 (このIDを非表示/違反報告)
桜南 - この作品すごく好きです!続き楽しみにしてます! (2021年6月26日 13時) (レス) id: 25a9b19637 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 浅野月愛さん» そうだったんですね！あ、はは……あおちゃん…、葵さんに個人的な質問をするチャンスだと思ったらつい…お恥ずかしい限りです…。それと、この作品は預かってるとは言え一応菜花さんのですから出来るだけ質問は本作の方で御願い申し上げます(><) (2019年1月27日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛 - サヤさん» サヤさん宛てです！カップルの会話で、アヤさんとサヤさんのコメントが沢山あって気になってたんです！ (2019年1月27日 9時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
菜花 - 浅野月愛さん» 此処には葵さんがいすぎてどの方の事か見当付かないのですが、もし、合作させて頂いてる葵さんの事でしたら違います。此方こそ申し訳ありません。理由を御訊きしても良いでしょうか…? (2019年1月27日 6時) (レス) id: b56c1459fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜花 | 作成日時：2018年5月1日 0時
