本当の私はいらない (ページ4)

今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:5,870 hit

３話ページ4

瀬名A視点

「ごちそうさま。じゃあ私もう行くね」

母「ええ。今日は何時くらいに帰ってくる？」

「今日は特に何もないからいつもと同じ時間に帰ってけれると思う」

母「分かったわ。いってらっしゃい

あとコレ忘れてるわよ」

「…ありがとう。行ってきます」

私は母から参考書を貰い家を出た。

苦しい…なんだかとても…
このキモチは何？わからない…
私は手に持っている参考書に目を移した。

私は何でお父さんとお母さんの言うことを聞いてるんだろう…？
もう…どうでもいい…。

「…疲れた」

【教室】

「みんな、おはよう」

私が挨拶するとクラスメイトは各々と挨拶を返してくれる。

真「おはよう、Aちゃん」

「おはよう、真くん」

真「Aちゃん昨日の課題出来た？出たならちょっと教えてほしくて」

「うん、いいよ。昨日の課題ちょっと難しかったしね」

人に教えるのは好きだ。
人に教えると自分の勉強にもなるし

ﾄﾞｯ

背中に鈍い痛みが走る。
誰かが体当たりしてきたような感覚
こんな事するのはあの人しかいない。

「いきなり抱きついたら危ないよ、スバルくん」

スバル「おはよう☆A！」

「もう…話聞いてる？」