FILE.32 生意気ボウヤ ページ32
再びお茶を一口飲もうとすると、
暖かい場の雰囲気には馴染まない少し神妙な面持ちでコナンくんが聞いてきた。
「遥さんっていくつなの？」
いくつ？年齢のことかな？
『えっと...今年で22歳』
...だったかな？
「へー！そうなんだー！」
どうしてこう唐突に年齢なんか聞いたんだろう...
コナンくんのことだから何かしら理由はあるんだろうけど。
『そんなこと聞いてどうするの？』
「え？気になっただけだよ。」
『...ふーん。』
"気になっただけ''って...なんか腑に落ちないな、それ。
「それにしても、びっくりしたなぁ」
『びっくりって、何が？』
「だって僕、遥さんもうちょっと若いと思ってたんだもん！」
え、22歳って若くないんだ、？
『そのお世辞はどこで覚えてきたのかなぁ』
「お、お世辞じゃないよ本当だよ。」
『ならどうしてそう思うの？』
「だって、遥さんって蘭姉ちゃんや園子姉ちゃんに敬語で話すでしょ？」
『ああ...いくら年下でも、今日会ったばかりでタメ口聞かせるのは失礼かなと思って。』
「本当にそれだけ？」
明らかに声色が変わったのがわかった。
さっきと同じ顔だ。
でも、年下だけど敬語を使うなんて当たり前というか...わざわざそこまで突っかかること？
『...そうだよ？』
「でも変だなー。遥さん、たまにタメ口で話してなかった？」
『え？』
なんだろう、この違和感は。
『そんなことあった？覚えてないな。』
私が素直にそう返すと、
コナンくんはお茶を両手で持って飲み始めた。
「ふーん。」
....？
それから少しの間会話は無く、
園子ちゃんを含めた3人でひたすらにお茶を飲むというなんともよくわからない空間が出来上がってしまっていた。
そんな少し気まずい雰囲気を直すように、
しれっとさっきの話を掘り返す。
『あとね、コナンくん。君が思うほど22歳って老けてないのよ。』
「わかってるよ」
『...あ、そう』
なんだかコナンくんが妙に生意気だ。
可愛いけど。
と、不思議に思いながらお茶を飲んでいると、
黒色のスカートを持った蘭ちゃんがやってきた。
「こんなので良ければ使ってください。」
『ありがとうございます。』
元々履いていたスカートより少し丈の長いスカートを受け取ると、そのままスカートを二重に履いて中で元々履いていた方のスカートを脱ぐ。
「サイズ大丈夫でしたか？」
『ええ、ピッタリです！』
FILE.33 届かなかった糸→←FILE.31 宝石の似合う女(2)
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Ohata(プロフ) - いや 私には700ヤード先の直径1cmの的にピンポイントで弾を食らわせる超人スナイパーに見えます。 現場からは以上です。 ←まじ笑いましたwww (10月9日 10時) (
レス) @page6 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年4月4日 11時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^o^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 星来さん» コメントありがとうございます。通知付けして頂き、とても嬉しく思います！頑張ります。 (2021年3月15日 23時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私は何とも幸運なことに昨日こちらの作品を見つけまして、更新の望みをかけて通知付けさせて頂いたところで、再開のお知らせを新参ながらとても喜ばしく思います。コナンの沼におかえりなさい！！！楽しみにお待ちしてます！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 4e1206599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2019年4月27日 22時
