FILE.16 城の中の迷い人(3) ページ16
コナンくんのキラキラと輝いた目は本当の子供のように透き通っていて、無邪気だった。
くそ...工藤新一め...あざといあざとい。
忘れるな、相手は死神。
ここで深く関わると何が起こるかわからない。
...でも、ここで断ってもやましい事があるみたいに思われる。それこそだめだ。
普通に考えれば断る理由はないし...仕方ない。
『全然大丈夫ですよ。』
出来る限り全力の笑顔で応答する。
私は優しくて美人なお姉さんを演じなくては。
「すみません...ありがとうございます。じゃあ、ちょっとだけだよ？コナンくん。」
「わーい！！」
悔しいけど可愛い。
「えっと、食品売り場は...地下1階だね！」
『あ、私階段で行くので...現地で会いましょう。』
「え？お姉さん、ここから地下まで階段で行くの？」
『うん、エレベーターやエスカレーターは混んでるでしょ？私、人混みが苦手だから...。』
「なら、あたし達も階段で行こうよ！ね、蘭！」
「え？う、うん...いいけど。」
『ああ、ごめんなさいね、合わせてもらっちゃったみたいで...』
「いえいえ！大丈夫です！いい運動になりますし！」
「そうよ！あたしも人混み好きじゃないし〜！」
いい子だ...
『じゃあ行きましょうか。階段こっちです。』
そう言うと、3人は素直にあとをついてきてくれた。
お店の周りと比べて人の少ない階段は、少し肌寒く、音の反響も大きい。
最初に声を響かせたのは園子ちゃんだった。
「あ〜楽しみだなぁ」
両手を顎のあたりで組み、遠くを見つめながら言った。さては惚気話だな
それを悟ったように、呆れ顔のコナンくんが口を挟む。
「何が？」
「デートに決まってるでしょ！！で・え・と！！」
「ああ、そういえば園子言ってたね。来週は真さんとのデートだから、とびっきり可愛いお洋服を買うって...」
へえ、京極さんとデートか...
そのために新しい服を買いに来たのね。
...てことは
「デートなのはいいけど、付き合わされるこっちのことも考えてよ〜園子。」
「僕はどうせ荷物持ちでしょ」
だよね。付き合わされてるよね。
でもちゃんと来てくれるあたり、園子ちゃんの恋を応援してるんだろうなぁ...
「ごめんごめんって。だって、この前オフショルダーで行ったら真さんに怒られちゃったし...蘭の意見もあった方がいいかなーって思って！！
はぁー！この服見て真さんなんて言うかな〜！」
大きな袋を抱きしめる園子ちゃん。
可愛い...
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Ohata(プロフ) - いや 私には700ヤード先の直径1cmの的にピンポイントで弾を食らわせる超人スナイパーに見えます。 現場からは以上です。 ←まじ笑いましたwww (10月9日 10時) (
レス) @page6 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年4月4日 11時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^o^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 星来さん» コメントありがとうございます。通知付けして頂き、とても嬉しく思います！頑張ります。 (2021年3月15日 23時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私は何とも幸運なことに昨日こちらの作品を見つけまして、更新の望みをかけて通知付けさせて頂いたところで、再開のお知らせを新参ながらとても喜ばしく思います。コナンの沼におかえりなさい！！！楽しみにお待ちしてます！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 4e1206599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2019年4月27日 22時
