FILE.21 気づかなかった勲章 ページ21
「ねえ、お姉さんは？」
『私？』
「僕もお姉さんの名前知りたいな。」
『私は___』
あ...
これ坂凪千春って本名教えていいのかな...？
本名じゃないと後で面倒なことになりそう...
でも待てよ？
私確か沖矢さんに偽名教えちゃったよね。
ぱっと思い浮かんだ適当な名前だったけど...
もしコナンくんと沖矢さんが同じ空間にいる時、何らかで私の名前が出たら、それこそまずいのでは。
本名が使えないのはむず痒いけど、
ここは偽名使うしかないか...
出来るだけ間を作らないように言葉を続けた。
『飯田橋遥って言うの。』
「へー！じゃあ遥さんって呼んでもいい？」
『もちろん。』
名前は飯田橋遥で固定....っと。
「あのー！」
階段の方から大きな荷物を抱えてやってきたのは
蘭ちゃん。
「蘭姉ちゃん！」
「コナンくん！良かった...無事で！
あっそうだお姉さん。これ...」
蘭ちゃんの持っていた荷物は、放り投げてそのままにしていた私の買い物袋だった。
『ありがとう。ごめんなさい、わざわざ運んでもらっちゃって。』
「いえいえ！お気になさらないでください。」
蘭ちゃんが持ってきてくれてなかったら、買い物袋の存在すら忘れてたかもしれない。
そのくらい、今までの出来事に頭が追いついていない。
「それにしてもびっくりしちゃった！悲鳴が聞こえた瞬間に、ガキんちょはともかく、お姉さんまで走り出しちゃってさー！」
「私もびっくりしました。私と園子は見てることしか出来なかったし...本当に凄かったです。」
私知ってるからね、蘭ちゃんの身体能力がゴリラだってこと。
『そ、そんな大したことじゃないから。でもありがとう。』
「それにしても大丈夫でしたか？お怪我とか...
っって！お姉さん足から血が！！」
あ、バレた。
出来るだけ心配かけたくなかったんだけど...
『これは大丈夫だから！ただの切り傷だし...舐めときゃ治るわよ！』
「そんなことありません！結構深いし...それにスカートも破けてる...。」
あ、ほんとだ。
『あはは...ほんと...』
「あの、よかったらこれからうちに来ませんか？」
『え？』
「足の怪我の手当とか、スカートの縫い合わせとか...協力させてください！！」
『大丈夫大丈夫、それくらい自分で...』
「でも、コナンくんを助けてもらったお礼がしたいんです...お姉さんがその傷を負っていなかったら今頃__」
『じ、じゃあお言葉に甘えて...』
そう言うと蘭ちゃんの顔がぱっと明るくなった。
「ありがとうございます！」
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Ohata(プロフ) - いや 私には700ヤード先の直径1cmの的にピンポイントで弾を食らわせる超人スナイパーに見えます。 現場からは以上です。 ←まじ笑いましたwww (10月9日 10時) (
レス) @page6 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年4月4日 11時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^o^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 星来さん» コメントありがとうございます。通知付けして頂き、とても嬉しく思います！頑張ります。 (2021年3月15日 23時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私は何とも幸運なことに昨日こちらの作品を見つけまして、更新の望みをかけて通知付けさせて頂いたところで、再開のお知らせを新参ながらとても喜ばしく思います。コナンの沼におかえりなさい！！！楽しみにお待ちしてます！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 4e1206599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2019年4月27日 22時
