カノキド詰め

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女子会というものは俺の部屋でするらしい。



「可愛い部屋ですね！！」



「あ・・・あ、」


前もって教えてくれたらこんなぬいぐるみとか片付けておいたのに・・・なんて。


「今日三人でするの？」

「ううん、エネちゃんもいるよー」


キサラギがそう言うとキサラギの携帯から声がした


『お邪魔します!!』


おぉ、なんか盛り上がってくるじゃないか。


正直言えばなにをすればいいのかわからない・・・


『女子会といえばやっぱアレですよね！！』


「ね！！」


「ね！！」



アレってなんだ・・分からないのは俺だけなのか・・・



てかマリー「ね！！」ってアイツでも分かるのか・・・



「その・・・悪いがアレってなんだ？」


「えっ、」


「えっ、」


『団長さんわかんないんですか!?』


引かれた・・・ドンが付くくらいに引かれた・・・



てかマリーはキサラギの言ってることをリピートしてるだけなんだろうか・・・




「アレっていうのは恋バナのことですよ〜！」


「・・・へ・・ぇ・・・」



そうか、恋バナか。恋の話か。そうか・・・




＿＿嫌な予感しかしないんだが。




「じゃあ始めま「俺お茶淹れてくる！！」


「えっ、あ、ありがとうございます」




：

：

：





う、上手く逃げられた・・・・



恋の話だなんて冗談じゃない。



キサラギたちが恋の話をしている間俺はお茶を淹れていればいいんだ。


その恋の話が終わったときに「お茶注いできたぞ」とか言って部屋に戻ればいいんだ。




我ながらいい考えじゃないか。




：




：




：






そろそろか・・・そろそろ部屋に戻るか。



あまり長いと怪しまれるしな。うん。



「お、茶注いできたぞ。」


「あっ！団長さんありがとうございます〜！」


「ありがと〜！」



うむ。任務完了！これで問題な＿＿＿＿＿、


「じゃあ恋バナしましょうか！」


「うん！」


『はじめは誰からに「待て待て待て!!」




今、なんて言った・・・？



じゃあ恋バナしましょう？



「お、まえら・・・さっきまで恋の話してたんじゃ・・・」


「？ 団長さんがくるまで待ってたんですよー」


「そうだよー」



な・・っ




待たなくていい・・・のに・・・・。



『じゃあ気を取りなおして始めましょう!』





もう、逃げられない…。

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