【銀魂】絶 対 零 度 の 愛

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荒い呼吸を繰り返して



逃げ込んだ厨房の壁に背中をつけて


だらしがなく座り込む




坂田さんを叩いた右手が震え


思わず手首を掴んだ





……どうして、彼は




彼はあんな……






＿＿＿『……いい加減、諦めろよ』＿＿＿






あの時の言葉が脳内に木霊していく




諦められるのなら、とっくに諦めてる




諦められないくらい好きだから




だから、こんなに苦しいんじゃないか





……それを一番、分かってくれていると思っていたのに




背中を押してくれていた訳じゃなくても



理解してくれていると思っていた





もう誰も、私のこの想いを分かってくれる人はいないのだろうか





一人で抱え込むのは慣れているはずなのに



坂田さんがいたから、気が楽になった場面もあった





それを、彼は裏切ったのだ




酷い言い方をするようだけど



私にとっては、坂田さんの存在は大切でも




坂田さんは、私にはもう無理だと



信じてくれていない






……どうして二人は



私のことを、一人にするの？

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