【銀魂】絶 対 零 度 の 愛

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ありがとうございます、と微笑んだ女に違和感を覚える




……当たり前って、言わないんだな






『ただいま帰りやした』




少し経つと、麩が開いて



そこから総悟が入ってくる





『おお、もう大丈夫そうか？』




『大丈夫でさァ』





近藤さんの隣に腰を降ろして



机の上に目をやり、俺を横目で見てきた





『あれ、総悟


彼女とすれ違わなかったか？』




さっきまでいたんだぞ、とケーキの袋を渡す





『それは総悟にだとよ』





何が入っているんだ、と近藤さんに聞かれて



総悟は中を覗いた




しかし、時が止まったように反応しない





『どうかしたか？』




『なんでもありやせん




……モンブランですねィ』




いただきやす、と大きく頬張る




何を思いながら食べているのか



ゆっくりと噛み続けていた






『美味そうだな


よし、これ切って皆で分けるか』





近藤さんは一つずつ箱を開け始め


中のケーキを見ただけで


これは美味いと判断してしまう

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