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『俺の話、してもいいか?』
向かいに座ったAは
一つ、頷く
『俺が一番最初に食べたのは、お前のオススメのショートケーキで』
あのケーキは
俺を溺れさせるくらいに美味かった
『しかもお前が美味しいに決まってる、みてーなこと言うからよ
気が付いたら、ここの常連になってた』
何度食べても飽きない味
それを作り出せるコイツは、本当に凄い
『素っ気ない
態度もでかい
だから可愛くねェ女って思ってたのに
今はお前のこと、愛しくってたまらねェ』
Aは驚いたものの
恥ずかしがって、視線をそらしてしまう
そういうところも、好きだった
『好きだよ、A
でも俺は何度もお前を傷付けちまった
だから……ごめんな』
ごめん、と呟けば
Aは黙って首を振る
『……いつも
私を助けてくれた』
私が助けて欲しい時
助けてくれたのは、貴方……
『銀さんしか、いなかった』
『A……』
初めて、彼女に名前で呼ばれた
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ハル(プロフ) - 銀皐月さん» いえいえ!感想ありがとうございます。これからも応援してくださると嬉しいです。他の作品でもお会いしましょう!! (2017年1月7日 15時) (レス) id: b9da46096e (このIDを非表示/違反報告)
銀皐月(プロフ) - 番外編作っていただきありがとうございます!これからも頑張ってください! (2017年1月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 5de9376b0f (このIDを非表示/違反報告)
銀皐月(プロフ) - ハルさん» 番外編の銀ちゃん切ないですね…私切ない系すぐ泣いちゃうんで危なかったです(笑) (2017年1月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 5de9376b0f (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» いーえ(^^)いつも応援感謝してます (2017年1月3日 9時) (レス) id: 5f6b32c62c (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ものさん» 出そうかなーと考えてる新作には一応メインとして銀さんを出す予定ではあります!でもそれは恋愛小説ではないので、ドキドキさせることができないのが残念です…。ものさん、ありがとうございます (2017年1月3日 9時) (レス) id: 5f6b32c62c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2016年11月22日 21時