3 ページ4
私が退院してから五日経った今日
両手にいくつもの紙袋を携えて
私は真選組の屯所に来ている
通してもらった部屋には
土方さんと、局長の近藤さんがいた
総悟はまだ病院から帰ってきてないらしい
それに安心している自分と
少しだけガッカリしている私がいた
『そのせつはありがとうございました』
ほんのお礼です、と机の上に持ってきた紙袋を置く
中にはホールケーキを入れてあった
『いやあ…わざわざご丁寧に』
ありがとうございます、と近藤さんは笑う
土方さんの方へ目をやれば
彼は私をジッと見ていた
『……悪かったな』
彼が何について謝ったのかは分からない
『大丈夫ですよ
それが、仕事でしょう』
でも、それはきっと気にするようなことではないのだろう
『…あとこれ
沖田さんに渡しておいてもらえますか』
別の袋に入ったソレを机の上に置いて
これも要冷蔵だと伝える
『お前のケーキ、美味いんだってな』
楽しみだ、と言う土方さんに
ありがとうございますと会釈をして
失礼します、と私は立ち上がった
383人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» いえいえ!感想ありがとうございます。これからも応援してくださると嬉しいです。他の作品でもお会いしましょう!! (2017年1月7日 15時) (レス) id: b9da46096e (このIDを非表示/違反報告)
銀皐月(プロフ) - 番外編作っていただきありがとうございます!これからも頑張ってください! (2017年1月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 5de9376b0f (このIDを非表示/違反報告)
銀皐月(プロフ) - ハルさん» 番外編の銀ちゃん切ないですね…私切ない系すぐ泣いちゃうんで危なかったです(笑) (2017年1月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 5de9376b0f (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» いーえ(^^)いつも応援感謝してます (2017年1月3日 9時) (レス) id: 5f6b32c62c (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ものさん» 出そうかなーと考えてる新作には一応メインとして銀さんを出す予定ではあります!でもそれは恋愛小説ではないので、ドキドキさせることができないのが残念です…。ものさん、ありがとうございます (2017年1月3日 9時) (レス) id: 5f6b32c62c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2016年11月22日 21時