【銀魂】絶 対 零 度 の 愛

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『総悟』



ちょっといいか、と近藤さんに引き止められる




『何ですかィ』




『これ、あのケーキ屋のお嬢さんに渡してくれ』





そう言って渡してきたのは



何やら錠について書かれた書類だ





『新しく付け替えた鍵の業者からの説明書みたいなもんだ



この間来てくれたが、渡しそびれちまった』





頼めるか、と近藤さんは聞いてくる




うんともすんとも言わない俺を怪訝に思ったのか


俺の顔を覗きこんできた






『総悟 ？』




『……いや



何でもありやせん』





分かりやした、と近藤さんから書類を受け取る




『そうか！ありがとうな！』





よろしく、と俺の肩に手を乗せて


そのまま何処かへ行ってしまった





しばらくその書類を眺めていれば、後ろから声がかかる




声からして、誰だかは分かっていて



振り向けば、案の定そこには奴がいた





『土方さんまで俺に用ですかィ』





今日は忙しいな、と失笑する





しかし、土方さんは俺を一瞥してから煙草を取り出した

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