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医師「Aさん、、。
落ち着いて聞いてください。今からお伝えすることは、かなりショックなことです。」
「はい、。」
あぁ、きっとなにかの病気だったんだ、。
この重苦しい空気から、そんなことはすぐにわかった。
どんな病気だろうか、、
通院程度で治るならオッパたちには隠しておこう。
もし入院したり、手術が必要ならさすがに隠しきれないよね、、
もしもそうだとしたら、アミーにも報告しなきゃいけない、、
こんなにも防弾少年団にとって大切な時期なのに、、
医師「ガンが発見されました。」
「ガン、、ですか、、。」
よく聞く病気だ。
ガンってことは、抗がん剤治療、とか、?
それって、髪の毛とか抜けちゃうやつだよね、、
あと結構しんどいって聞くけど、、
「私、頑張りますから。」
それでも私は、病気なんかに負けてられない。
早く戻って、オッパたちを安心させたい。
待ってくれてるアミーの元へ行かなきゃ。
そう、私はひとりじゃない。
ひとりじゃないから、戦える。
医師「Aさん、治療にはもう手遅れです。」
「、、はい、?」
医師「残念ながら、Aさんの体のあちこちに既に、ガンの転移がみつかり、治すことは不可能です。」
「じゃあ、私はどうすれば、、」
医師「すみません、どうすることも、、。」
「死ぬのを、ただ待ってろって事ですか、、」
医師「そういう訳ではっ!、、しかし、」
「お願いします、、
私を待ってくれてる人が沢山いるんです。
なんでもします。先生!助けてください、、、」
医師「すみません、、。」
ありえない、、
私が、死ぬ、、?
これって現実、?
まだ私の身に起きている出来事を理解できない。
医師「おそらく、あと半年程かと、、」
「半年、、」
医師「私から言えることはそれだけです。」
「はい、。」
あまりのショックからか、ぼーっとする頭でフラフラと診察室を出て、
ひとりになりたい。そう思ってトイレの個室に入った。
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はるか(プロフ) - いつまで待ったら更新されますか?終わり!じゃないですよね??良い作品なのに (2021年11月10日 3時) (レス) id: b1341da059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おくぶたえ | 作成日時:2020年2月18日 13時