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JK side
「私だって、ほんとは、好きになったらダメなんて言いたくない。私だってオッパのこと、好きなんだもん。」
"好き"
Aが俺を想ってくれている。
そうわかった瞬間、自然と俺は動いていた。
「んっ」
いつの間にか、Aの唇に俺のを重ねていた。
生まれて初めてしたキスは、
甘酸っぱいなんていうのは嘘。
苦しくて、しょっぱくて、涙がでた。
JK「好きだ。
もっと俺の事好きになればいい。」
「いや。」
JK「なんで、?アイドルってことが理由なら、俺、辞めたっていい。」
「馬鹿なこと言わないで。」
JK「じゃあなに、?ほんとに分からない、。」
「おねがい、オッパのことこれ以上好きになりたくないの、。」
そう言うAは、ひどく悲しげな表情で、
俺の涙のストッパーも壊れてしまった。
どうして、好きになりたくないなんて言うの?
俺はこんなにも好きなのに。
なにがいけないの?
ねぇ、A、なにが君を苦しめてるの?
JK「ねぇ、教えてよ。
好きになったらダメなんて言われて、はい分かりましたってなるわけないじゃん。」
「だって、」
しょーもない理由なら、絶対説得してやる。
不安を与えた奴に、ここまでAを苦しめて泣かせた犯人を、俺は絶対許さない。
それが、たとえ、メンバーや社長だったとしても俺は許すつもりは無い。
JK「誰かに何か言われたの?」
「そうじゃないんです、」
JK「口止めされてるとか、?」
「いえ、ほんとに私ひとりの問題です。」
ほんとに、わけがわからない。
検討すらつかない、。
誰かに何か言われた訳でもないのなら、、
JK「俺、Aが、このまま何も言ってくれなかったら、アイドル辞めるよ、。」
賭けに出てみた。
これで言ってくれないのなら、ほんとに辞めてやる。
辞めてやるっていうか、俺自身が、アイドルを続けられる精神状態じゃないと思う。
JK「ねぇ、、」
目が合った。
ここから先に進めば、もう後戻りはできない。
そう言っているように感じた。
Aの瞳の奥から、決心のようなものを感じた。
小さく息を吸ってAから放たれた言葉が、重く暗い部屋の中に、響いた、。
「私、もうすぐ死ぬの。」
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はるか(プロフ) - いつまで待ったら更新されますか?終わり!じゃないですよね??良い作品なのに (2021年11月10日 3時) (レス) id: b1341da059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おくぶたえ | 作成日時:2020年2月18日 13時