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*
「まさか、ねー……」
ハルさんの衝撃のカミングアウトに驚きを隠せなかった。教室に帰る道中だったので、3階で先輩たちと別れる。
「お、美紅。そういやチームの話なんだけど」
「あ、もう組んだ」
今まで空気になっていた琳に、しれっと返す。琳の顔がすこし悲しげになる。琳にごめんね、と片掌を立てる。
「本当は私と零と琳で良かったんだけどね、零と絶対組みたい、という子が出てきて、そこから厄介になったんだ」
その子は蓮華さんである。
「じゃあ俺は誰と組めばいい?」
「柚子や小春もPlayerだって言ってたよ。一回聞いてみたら?」
「お。さんきゅー」
琳は2人に話し掛けに行った。
「丁度あと1人を探していたらしくてな。OKしてもらったよ」
「お、良かったな、琳」
「ところでさっきMasterから聞いたが俺と美紅って敵じゃないのか?」
確かMasterは、このチームは、その後のmissionで重要になってくるからね!と言っていた。それぞれのチームが戦うチーム戦になるのだろうか…。私は心の中でもう一度琳に謝った。
*
「第6Masterの『_』。もうじき選抜メンバーは決定できそうか?」
「もうすぐ出来ます。ただ、missionの為、死人復活システムとPlayer外からの視線無視システムを使わせてください」
「2つもかよ。世話が焼けるな、『_』」
Player達に課せられる最後のmissionと言ってもいい。もう既に種は蒔けた。
あの『対戦』で敗者はどうなるか知らされていない。勝てるメンバーを用意しなければならないな。
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夢詩どれみ(プロフ) - riiuさん» ありがとうございます(^ ^)タイトルには画像を使っています。 (2019年6月26日 22時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 凄いですね…!!所で、タイトルの文字ってどうすればそんな風に出来るんですか? (2019年6月26日 15時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
夢詩どれみ(プロフ) - さぬきさん» ご指摘ありがとうございます!書き直します! (2019年5月7日 18時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 失礼します、学園モノ好きなので、とても面白いです!3点リーダーを2の倍数セット使うと小説っぽくなりますよ、これからも頑張ってください! (2019年5月7日 17時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
秋桜うさぎ(プロフ) - 篝雫ーカガリシズクさん» いえいえ!こちらこそ読んで頂きありがとうございます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢詩どれみ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年2月11日 9時