23 ページ25
*
「チームは俺と美紅と蓮華で決定した。そういや、もうすぐテストだからこのことは考えず、勉強頑張ろう」
もうすぐテストだっけ?携帯でカレンダーを開くと、テストまで2週間を切っている。今回のテストは主要5教科だけだが、それでも難しいものは難しい。
「うわ、忘れてた。嫌なもの思い出しちゃったよ……」
「1週間前までずーっと知らないよりかはマシだろ?」
正論である。私は「まぁ、そうだね」と一言言うと、家路を歩くのである。
家に帰り、数学の問題集とにらめっこしている時だった。数学の問題は難しい兼多いので、終わる気配がしない。頭を抱えて問題に向かっている私に、勉強の為に忘れようとしていたものが思い出される。
『Good evening♪勉強とは……美紅ちゃん偉いね!』
偉い等の次元ではない。やらないと、テストによって酷い目に遭わされるのだ。
『ところでチームは零と蓮華と…あとは誰にするか決めていたりするのかな?』
「え!?」
自分の部屋で、思わず声を出す。これなら4人チームじゃないか。3人チームと聞いたはずなのに。
『言ったでしょ?信頼できる人"3人と"チームを組んで、と。つまり、美紅ちゃんを含めず3人。勘違いさせちゃってゴメンネ!』
折角、園川さんがチームに入ってくれたというのに。全員が信頼できる人なんているのだろうか。
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢詩どれみ(プロフ) - riiuさん» ありがとうございます(^ ^)タイトルには画像を使っています。 (2019年6月26日 22時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 凄いですね…!!所で、タイトルの文字ってどうすればそんな風に出来るんですか? (2019年6月26日 15時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
夢詩どれみ(プロフ) - さぬきさん» ご指摘ありがとうございます!書き直します! (2019年5月7日 18時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 失礼します、学園モノ好きなので、とても面白いです!3点リーダーを2の倍数セット使うと小説っぽくなりますよ、これからも頑張ってください! (2019年5月7日 17時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
秋桜うさぎ(プロフ) - 篝雫ーカガリシズクさん» いえいえ!こちらこそ読んで頂きありがとうございます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夢詩どれみ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年2月11日 9時