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『ライバル』その2 ページ10




三雲「城戸司令が僕たちを…!?」

[城戸司令さんからのお呼び出し……;;]


上層部に、しかも城戸司令さんに名指しで呼ばれるなんて、
十中八九“いい話”ではないはずだ。

それに今まで上層部に呼び出しを受けて、叱られなかったことはない。


そう思うと、そりゃもちろん行きたくはないわけで…


けれど呼び出された手前、行かないなんてことは許されないし。
そんなことをしたらそれこそ怒られるに違いない。

……それは嫌だ;;


空閑「ふむ…? 誰?」

[ぁ…そっか、遊真は会ったことなかったんだよな…。

城戸司令さんはボーダーでいっちばん偉い人だよ。

近界民嫌いで厳しくて、なんといっても威圧感が物凄いし…
悪い人じゃないんだけど……その…ちょっと怖い感じの人なんだ;;]

空閑「ほう」


…それでいて今のところ、俺の《本気で怒らせたくない人ランキング》の上位3名に入る人だったりする。



―――「なぁ、あの人って…」

―――「S級の迅さんだ…」

―――「玉狛支部の…」



迅「おっと悪いけど俺はもうS級じゃない、単なるA級の実力派エリートです」

緑川「あっ!! 迅さん!!」


C級隊員達の言葉に迅さんがはっきりと訂正を入れたところで、
2階のブースから出てきたであろう駿が目を輝かせながら迅さんの側に降り立った。


緑川「迅さんS級やめたの!? じゃあ対戦しよう!! 対戦!!」

迅「おっ、駿。相変わらず元気だな」


駿は 「迅さんっ!!迅さんっ!!」 とハイテンションで名前を呼びながら、迅さんのまわりをグルグル躍り回っている。

俺達から見れば極めて通常運転な駿の行動だが、初めて目の当たりにした三雲君達はポカーンと口を開けていた。


空閑「これは一体…?」

米屋「緑川は熱烈な迅さんファンなんだよ。
近界民に食われそうなとこを迅さんに助けられてボーダーに入ったらしいからな」

[だから、迅さんと会うと駿はいつもあんな調子なんだよっ]

三雲「そ、そうなんですか…;;」

空閑「なるほど。だから玉狛に入ったオサムに嫉妬したのか」

[嫉妬……]


駿の三雲君に対するあの態度は、それが原因だったんだな…;;


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platinum.wolf - ぱんろうさん» ありがとうございます…!!(*´ω`*) 毎回読んでいただけているなんて、とってもありがたいです!! 更新頑張りますっ!!(*`∇´*)ゞ (2017年2月13日 18時) (携帯から) (レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんろう(プロフ) - 続編おめでとうございます!このシリーズは毎回楽しく読ませていただいています。これからも頑張って更新してください! (2017年2月13日 6時) (携帯から) (レス) id: b1f04c941f (このIDを非表示/違反報告)
platinum.wolf - 黒猫さん» そ、そんな風に言ってもらえるなんて…っ!!(*´∇`*) ありがとうございます!! これからも頑張りますっ(`・ω・´) (2017年1月30日 19時) (携帯から) (レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - このシリーズ大好きです!更新頑張って下さい!応援してます!! (2017年1月30日 18時) (レス) id: d6910fb79a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:platinum.wolf | 作成日時:2017年1月30日 15時

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